**2020年7月8月のホロン俳句レポート** 


立秋直前のホロン俳句会は、今回もオンラインと会場のハイブリットスタイルで開催しました。今回は、7月分8月分の合同俳句会です。
この度は、7月11日未明に俳句講師の母、千原叡子が亡くなり、みなさまにお気持ちを寄せていただき有難うございました。生前は、みなさまに大変お世話になりありがとうございます。
母は、ホロン俳句会のみなさまのレベルの高さと将来性を大変高く買っておりましたので、最後まで、みなさまにお会いしたいと願っておりました。
また、ホロン俳句集の作成を楽しみにしておりましたので、是非引き続き楽しみながら俳句を続けて、人生をさらに豊かに幸せにと願っております。これからますますご健吟をと思います。

金藏院葉子の俳句
 初秋や母の気配のどこかまだ

 氷菓好き清少納言も私も

   

   

   

   

宵涼しまどろんで居る親子かな     研子

○風鈴の音の聞きたくて風を待つ 

 

     

南部鉄風鈴の音の軽やかに       恵子

猫豹変雀取りたる梅雨の朝

○夕食はまず一杯のビールから

梅雨に入り元気増したる庭の草  

 

    

酒肴パソコン前の暑気払い       保千代

○鶴を折り長寿を願ふ星祭          

暮れなずむ縁側に居て浴衣着て

夜の海キラキラ映す遠花火        

   

   

   


◎梅雨明けてにわかに埋まる予定表    祐子

存分に西瓜むさぼる裸の子

○下校の子夕立の中凱旋す

○奔放な寝相並びぬ夏の朝 

 

   

       

巣ごもりの時節に開く氷室かな      正樹

サルビアの蜜に集へる子ら笑顔

硝煙の中より出でて咲く花火

○草原や天道虫の発つ穂先  

   

   

○花火買ふ子らの笑顔を待ちわびて     紫

画面越し映る花火を楽しみに        

帰宅して汗を拭き拭き氷菓かな

客の如蝉鳴く庭のたぬきかな 

     

           

遠くても空に響ける揚花火         博

○豊作や手塩にかけたミニトマト

不意に来て庭を訪ぬる狸かな  

     

    

○温かき蓮の蕾や師を偲ぶ         純子

蓮池を揺らすざりがに小さくとも

○葛餅や食べ頃合いを待ちきれず    

    

     

○蝉の羽化そっと手を貸す街の朝      愛子

○夏深し野生の狸来たる道 

    

            

コロナ禍に子ら元気よく川泳ぐ       夢湧子

宵闇に低く響ける牛蛙

白百合のひっそりと咲く散歩道

引越しや思い出整理滲む汗

○引越して部屋に通へる風涼し      

     

      

油照外出予定組み直す          春風

見上げても姿の見えぬ蝉時雨        

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