3月にほとんどパリに行っていたので
1ヵ月近く硬水で髪の毛を洗っていたら
髪の毛がギシギシと傷んできてちょっと心配になってきました。

 

パリの水道水は飲むことができるのですが、
硬水度が高く、人によっては
お腹が緩くなってしまうこともあるようです。

 

身土不二と言いますが、
その土地のものはその土地に合うようにできているようで
例えば、紅茶は硬水で淹れると濃く美味しい紅茶になります。

 

しかし、日本のお茶は
ヨーロッパの硬水ではうまく淹れることができません。
なぜならば、日本の水は軟水だからです。

 

日本料理も同様で、京都のあのおいしいお出汁は
京都の井戸水が軟水だから可能だと言われています。

 

日本国内でも、関東は関西よりも水が硬水です。
したがって、京都の料亭が東京に支店を出すときには
東京の水を使わず、
京都からわざわざ水を運んでお出汁を取るそうです。

 

実際、以前饂飩すきで有名な
美々卯さんからお聞きしたことがあります。

 
東京に出店するときに、うどんすきのお出汁が
希望通りに出ないのは硬水によるものなので、
関西のお店と同じ味に仕上げるためにどうしたら良いか、
大変苦労されたとお伺いしたことがあります。

 

逆に、パリやバルセロナで
茶道のおもてなしをしたときに
現地の硬水では、お抹茶が色も悪く
香りも立たないので苦労しました。
軟水を探してもあまり見つからないのです。

 

その土地に合わせて
その土地のものが育ち
文化となっていくのだなと思います。

 

基本的な土台となるものが変わってしまうと
身体も気持ちもうまくついていくことができず
体調不良になったり
思考がサクサク働かなくなってしまうのを体感しています。

 

今年は、想定していたことがことごとく覆され
全く新たなやり方にチャレンジせざるを得ない状況が
連続して続いています。

 

まるで、違う土地に行って
違う暮らし方を始めているような感じです。

 

以前から、今年から2025年位までの間は
時代的にも経済的にも
大きな変動があると聞いていましたが
まさに実感としてそれがじわじわきているように思います。

 

これはまだまだ事始めかもしれません。
これから今までにない世界に
踏み入れていく予感が始まっています。

 

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