
暑さに気を取られているうちに
ようやく秋らしくなって
季節は変わっていることに気づいた俳句会です。
明るい感じの俳句が多かったのは
暑すぎて日の入りが早くなる頃の
寂しさをあまり感じなかったからかもしれません。
タイのランチや秋のスイーツなど
美味しいものの話で盛り上がって
リアルなランチ俳句会の企画も出ています。
次回は、11月10日月曜日、20時から
兼題は、冬晴(冬日和)、落ち葉、そのほかです。
金藏院葉子の俳句
新米といふ張り紙に誘はれ
和歌山も淡路も見ゆるカフェの秋
色鳥の集へる先の山の荘
◯新米のふくよかなりし甘さかな 愛子
◯新米や母に習ひし水加減
◯色鳥の来て幸先の良き朝
◯虫の音のそれぞれありて帰り道 春風
秋の夕雲は深紅へ空は藍
帰国せりタイより羽田秋暑し
◯銀杏や能楽堂の並木道 夢湧子
◯運動会ゴールテープに風受けて
戸を開けばいきなり香る金木犀
秋晴れ屋文化の香り味わひぬ 女将
今もまだ手の届かない今年米
10月といえど袷の着れぬまま
◯天高し背面跳びのしなやかさ 祐子
◯入寮の留学生や小鳥来る
◎あめつちの贈物なる今年米ベッドルーム
ホロンPBI通信メルマガ
金蔵院葉子のコラムや講座の最新情報などを月に2回配信しております。よろしければご登録ください。

