少しずつ秋の気配が漂うこの頃、それぞれの見つけてきた秋のかけらによって、

俳句が生み出されるのは、高浜虚子の云う「座」の文学ならでは。

みりさんのビルの6Fに住まいする青蛙のその後のストーリーも興味深いお話でした。

みなさまの俳句的視点が磨かれてきていることを実感した俳句会となりました。

(金蔵院葉子の俳句)

黙すれば山寺に在る秋の聲

次々と企画新たに長き夜

出張といふ名の旅や露の宿

 涼しさの一雨ごとにあらたまり   恵子

◯新涼や朝日受けたる山の峰

 玄関の額掛け替へて秋招く

◯夕月夜連なる山のシルエット    紫

◯陸奥やコスモス揺れる旅の宿

 南国へ行った気分や蘭の花

◎新涼や風は自由でありにけり    愛子

◯秋灯下返しそびれた友の本

◎秋の日へ駆け出してゆく二年生

◎新涼やポニーテールの弾む朝    祐子

◎幼子の寝息確かめ夜学かな

◯天高しビル縁取りのくっきりと

◯いつの間に色づいてゐる稲穂かな  研子

◯新涼の足取り軽き夕散歩

◎秋の灯のぽつりぽつりと帰り道

 夕暮れや色鳥青く飛びたちて    夢湧子

◎朝窓に金木犀の香りくる

 萩の花咲きこぼれたる寺の道

 魂送る火の行く末や空仰ぐ     みり

 虫の音のオーケストラや吾のタクト

 虫しぐれ酒のつまみに月と星

 長雨の果て忽ちに虫時雨      春風

 気配なくいつもの場所の彼岸花

◯古民家の人気の茶店秋の旅

 新涼やメダル目指して駆けてゆく  みやこ

 秋の灯や手本手元にレース編む

◯少しずつ楽しみ増える秋の夜

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