
梅雨入り前なのに雨が多いようで、
しかも雨の降り方が尋常でなく、
やはり亜熱帯気候に変わってきたのかなと
思ってしまうこの頃です。
金藏院葉子の俳句
古民家を譲り受けたる鮎の宿
風薫る笑顔明るき飼育員
コアラ見てカンガルー見て夏帽子
夕立や傘も開けぬ高尾駅 夢湧子
◯紫陽花や薄日さす間に洗濯を
◯ 6月や野の草咲ける民家カフェ
◯紫陽花や優しく山を染めてゆく 由華
◯田水張り輝き映える山と空
庭の葉に五月雨しづくゆらゆらと
新鮮な赤き鰹や土佐の旅 心華
五月雨の止んで鐘の音遠くまで
◯香りごと楽しむ夜の梅仕事
睡蓮の下で元気な魚たち 恵子
雨の後濡れた紫陽花生き生きと
燕の巣広げし傘に受けしもの
◯香魚食むアメリカ人と相席す 祐子
◯五月雨や故郷の母に長電話
◎清流を自在に走る鮎の影
◯天曇り密やかに咲く額の花 春風
◯縄文の砦の跡や鯉幟
◯麦の秋一直線に伸ぶ線路
◯五月雨やレインコートの小さき子 愛子
◯五月雨の雨音響く美術館
◯焼き鮎の青き苦味と香ばしさ
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