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上質人生大学公開講座 のりお君レポート


2007年9月
仕事力を10倍高める成瀬メソッド集中コース

・・・成瀬 雅春 先生

 

 

 今回の上質人生大学公開講座は 「 仕事力を10倍高める成瀬メソッド集中コース 」 です。

 実は私どもホロンPBIでは、ヨガや呼吸法、瞑想法等について学んでいる方々から 「社会人としてビジネスに役立てられる方法ってありますか」 との問い合わせを時々お受けします。
 
そこで今回の上質人生大学講座では、仕事力を10倍高める方法として成瀬先生のメソッドをお届けすることに致しました。

 成瀬先生は、過去に『仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング』や『仕事力を10倍高める瞑想トレーニング』等の書籍を出版されているので、成瀬オリジナルメソッドを仕事力アップの為にアレンジし体験体得して頂く講座を企画した次第です。

 まさに、日々の暮らしに直結する実践レベルでの講座レポートです。

 

 

成瀬 雅春 (なるせ まさはる) 先生
  ヨーガ行者、ヨーガ指導者。 12歳頃に「即身成仏」願望が生じ、今日までハタ・ヨーガを中心に独自の修行を続けている。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベット、モンゴル、ブータンなどを数10回訪れている。
  『サンデー毎日』 (1983年5月1日号)のグラビアに「驚異の空中浮揚術」として8枚連続写真が掲載され一般に知られるようになった。さらに『週刊文春』(1988年4月21日号)に「空中大浮揚」として地上1メートルを超える写真が掲載された。空中浮揚以外にもシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)や心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得している。2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。アーカーシャ・ギリ(虚空行者)という修行名で毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。
  成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。日本書経画協会理事長。朝日カルチャーセンター講師。

 

 

主要著書
  『キレイをつくるらくちんヨーガ』
  『 50歳からはじめるらくちんヨーガ』
  『オフィスでもできるらくちんヨーガ』
  『からだのお悩み解決!らくちんヨーガ』
  『仕事力を UPする!らくちんヨーガ』
  『ふたりではじめるらくちんヨーガ』(以上、中央アート出版社)
  『ハタ・ヨーガ』
  『呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと』
  『クンダリニー・ヨーガ』 (以上、BABジャパン)
  『仕事力を 10倍高めるヨーガトレーニング』
  『仕事力を 10倍高める呼吸法トレーニング』
  『仕事力を 10倍高める瞑想トレーニング』(以上、PHP研究所)
  『 5分でできるスッキリ瞑想法』(日本実業出版社)など他多数。

主要ビデオ&DVD
  『ハタ・ヨーガエクササイズ』
  『ハタ・ヨーガアドバンス』
  『ヨーガ呼吸法上巻・下巻』 (以上、BABジャパン)
  『気持ち良くタバコがやめられる』(キュアー) など他多数。

 

 

 「みなさん、こんにちは」  会場の皆さんに挨拶をされた成瀬先生は、今回の講座テーマについて冒頭、次のようにおっしゃいました。

 「エネルギーのない人は集中もできないものだとご理解ください」

 「例えばここにあるホワイトボード。これは一見、只ここにあるだけの静止した状態のものに見えますが、電子顕微鏡で観察すればどうなるでしょう。分子や原子、素粒子レベルではものすごい勢いで動いているのがわかるはずです。事実を科学で追い求めると物事の始まりのさらにその先にプラーナがあることわかります。ですから私たちは自身の生命力を高めるためにもプラーナを取り入れる呼吸が必要となってくるのです。具体的には息を吸い込むと同時にプラーナが身体の隅々にまで巡るイメージで呼吸を続けることが大切だといえます」 と話されながら目を閉じる成瀬先生。

 「最初はイメージに過ぎませんが、やがてプラーナを体感できるようになってきます。そのレベルに達してこそ呼吸はもとより、瞑想やヨガの本質が機能し始めます。
 原則として、呼吸は鼻から吸って鼻から吐き出す方が本質的な意味での呼吸ができるので、よりプラーナを取り込み易くなるのです」

 

 

 「では、今から集中力を研ぎ澄ますカリキュラムを始めましょうか。まずは目を閉じる練習です」 このように話された成瀬先生は、参加者を3人一組のグループに分けられました。

 「 3人のうち2人は目を閉じてください。そして残った1人が2人の目元に集中します。そして2人のうち1人が目を開けた瞬間にその人は目を閉じてください。結果、グループ内で目を開けている人は常に1人という状態が続きますので、そのまま繰り返してください。さぁ、集中力の練習です」

 このようにおっしゃった成瀬先生は、鐘の合図と共にレクチャーを開始されます。しかしこのレッスン、一見単純な動作の繰り返しに見えるのですが、これでなかなかの集中力を必要とするようです。各グループとも、息遣いからして違ってきました。

 

 「では次のレッスンに移りたいと思います。足元のカーペットをよく見てください。カーペットには小さな毛糸で編み込んだ小さなループがあるのですが皆さん、それが見えますか。今からその小さなループひとつに焦点が合えば、すぐに隣のループに焦点を移す、という作業を繰り返してもらいます。ここで集中力を高めるのに必要な作業は只一つ、“息を止めること” です。
 
息を止めてループを次々と見ます。その際、頭の中で数を数えるのですが、苦しくなったら終わりにしてください。ループに焦点を合わせ続けながらいくつまで数え上げることができるか、自分自身の記録をノートに書き込みながら、その記録をどんどん塗り替えてみてください」

 このカリキュラムでも参加者は熱のこもった取り組みを行ない、各自黙々とノートにタイムを書き込みながらの真剣な作業が続きます。そして成瀬先生の合図により終了した瞬間、自発的にタイムを見せ合う参加者の姿が見受けられました。

 「自分自身の記録を塗り替える度にどんどん苦しくなっていったかと思います。この修行は、いわば人生の縮図のようなものですね(笑)」 といった成瀬先生のお話に、会場には思わず笑顔がこぼれ 「苦しいときの方が集中できますね」 「とても面白かった」 といった感想が聞かれました。

 

 

 「次はヒマラヤで弟子にさせた修行を少しアレンジしてみたいと思います。通常は歩いて行うのですが、今日の会場は屋内ですのでその場で踵のみ浮かす感じで足踏みをしていただきます。その際、 10歩足踏みができたら右手の指をひとつ折り曲げます。そして右手の指を10回折り曲げたところで(つまり100歩)左手の指をひとつ折り曲げます。もちろん右手の指はそのまま、数を数え続けます。このように、右手の指には10の位を、左手の指には100の位を担当させて合計500歩の足踏みをしてください。
 
そしてここで重要なのは、先程の 3人一組のグループ内で残り2人が足踏みしている人の歩行数をチェック各自がチェックするということです。大切なことは足踏みをしている人のチェック数と、待機している人のチェック数が必ず一致することなので、みなさんしっかりと集中してください」

 今回のカリキュラムでは予想通り、足踏みしている人と待機している人の数が合わないケースが見受けられましたが、それ以上に興味深かったのは、足踏みをする、只それだけのことなのに上手に身体を動かせる人、あまりにギクシャクする人など多種多様な動作が観察できたことに対し、参加者の誰もが自然な笑顔をこぼしたことでした。

 

 「では皆さん、次は仰向けになって目を閉じてください。目を閉じれば何か見えてくるはずですが、その模様なり色なりをしっかりと見据え、認識してください。そしてその見えているスペースの真ん中に注意を向けてみてください。もしも、そこに別の何かが見えたなら、さらにそこに意識を集中させてください。こうして集中するレベルを引き上げていくのです。
 
大切なことは集中ポイントを決めるということです。そしてポイントを決めれば、次は単に集中するだけでなく、その集中ポイントに向かって息を吐き、集中ポイントから息を吸ってみてください。もちろんこの場合も、鼻を使っての呼吸に終始することが大切ですので、イメージ豊かに行ってください」

 「目を閉じたまま眼球を動かします。まずは上に、次いで下。その際、その上下の集中ポイントで4呼吸分じっとまぶたの裏を見続けてください。集中ポイントが少しでもずれたなら再度やり直してください」

 ここまで講座を進められた成瀬先生は、「気付くということは自分を知るということです」 との言葉を発した後、 10分間の休憩を指示されました。

 

 

 後半も 3人一組になってのカリキュラムでスタートです。

 「今から相手の発した言葉に集中する練習を行います。最初に一人がある人物像を思い浮かべ、その人物像を表す単語をひとつ言います。次の人はその言葉を聞いてさらにイメージを膨らまし、最初の人が述べた単語に続いて何かその人物を表す別の単語を付け加えます。こうして順番が進むたびに発せられる単語は長くなり、やがてある人物を言い表すひとつの長文になっていきます。
  もちろん、次の人が述べた単語によって自分が思い浮かべていた人物像は更新されますから、自身の内面にこだわらず、相手のイメージにも注意を向けねばなりませんよ。さぁ、始めてください」

 これは面白いことになりました。各グループで “性別” “年齢” “職業” “行動パターン” などが次から次へと追加され、自分たちで発した単語によって成長する長文に自分たちが翻弄され、会場のあちこちで頭を抱える姿が見受けられました(笑)。皆さん、本当に楽しんで集中しています。

 最後に各グループごとにそれぞれの長文が披露されましたが、一番長い文章を組み立てたグループでは 20個以上の単語が連なった長文となり、それは見事の一言でした。

 

 これらの他にも、指の先を見続ける練習や、ひらがながランダムに書き込まれた表を使い、タイムを計りながら “あいうえお” の順番に表の中から文字を見つけだす練習、 3人でお互いの体表に刺激を与え徐々に増える刺激を記憶し続ける練習などが続けられました。

 

 「では、これから瞑想をしていただきます。各自自由なポジションで構いませんから、鐘の合図と共に瞑想に入ってください」 程なくして、成瀬先生の鐘の音が会場に響き渡ります。

 「まずは自分の身体の 1箇所に場所を絞り、そこに集中してください」

 「次に、自分の身体以外の何かに集中してください」

 「次は息を吐くときには心臓に、息を吸うときには眉間に集中してください」

 「次は音に集中してください」

 「次は自分にとって一番大切なものに集中してください」

 そして再度、鐘の合図で瞑想を終え、各グループで各自が思い浮かべたイメージの確認が行われました。

 

 

  今回はレギュラー講座と比べて時間的にも内容的にも長丁場な講座となりましたが、参加者には時間の長さや内容の過不足を感じさせない、非常に充実した内容となりました。そして、いよいよ終了予定時間も迫り、今回の “ 仕事力を10倍高める成瀬メソッド集中コース”  の最後を締めくくるお話が成瀬先生から会場の皆さんに向けて発せられました。

 「瞑想能力は自分を知る能力ですので、瞑想によって自分自身が変わり、結果人生が変わることは自然の成り行きです。同時に瞑想力とは整理力でもありますので、集中力が増し、瞑想力が増せば目の前のすべき仕事を処理する能力が必ずアップするのもまた、当然の成り行きです。
 どんなときでも自身の内面を観察しなければ意味はありません。繰り返しになりますが、自身の内面を見つめ、己の持つ素晴らしい感性を磨き、是非普段の仕事に瞑想能力を役立ててみてください
 
ただ言われただけの仕事をこなす場合でも、何故そうなるのか、どのように作業を進めればいいのかを自問自答し常に考えること、それが集中力=瞑想力として大切なことですね」

 

 

 ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。

 気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。
  スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 それでは次回のホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を楽しみにしていて下さいね。楽しいこと、不思議なこと、そしてあなたの人生にちょっとしたエッセンスを加えることが出来ること請け合いです。 どうぞご期待下さい。  

 

 

 

 

 

特別付録
  恒例となりました、成瀬先生の服装ワンポイントチェック!

 今回の講座でも成瀬先生の服装にチェックすべきポイントを発見致しました。

ココ
 伝統を感じさせ錦織を思わせる線模様を散らしたシャツにキラリと光る小粋なボタン。そのあつらえたかのようなかわいい星柄のボタンは、実は別々のもの通しを組み合わせたモノ。
  センスの問われるケースですがお見事デス。

 オシャレですね!

 

 


 

 

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