2009年6月
ビジョン心理学の成長の三角形モデル
大空 夢湧子 (おおそら ゆうこ) 先生
【大空先生からのメッセージ】
ビジョン心理学の三角形モデルは、いわば心理的な成長の地図です。
個人や集団がたどる成長の段階を表し、家族や職場の人間関係、自分自身との関係、そして神との関係について学べるモデルです。
このモデルは、チャック・スペザーノ博士とレンシー・スペザーノ夫人により、30数年に及び世界各地の人々に関わってきた経験と研究にもとづいて開発されました。
このモデルが目指しているのは人類の成長と進化を理解することです。
誰もが生まれた時から経ていく「依存」・「自立」・「相互依存」という大きな3つの段階を中心に、
それぞれの段階のメインテーマを紹介します。各段階で陥りやすいワナとその解決方法を説明します。
このモデルを理解することによって、あなたが今までどのような道をたどってきたのか、 そして今どこにいて、これからどこへ向かっているのかがより明確になるでしょう。
そして自分が先に進んでいくためには、何にフォーカスする必要があるのかも明らかに示されるでしょう。
ビジネスからパーソナルまで人生のあらゆる局面で知っておいたら道が開けるお役立ちのモデルです。
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【講師プロフィール】
大空 夢湧子 (おおそら ゆうこ) 先生
ビジョン心理学認定トレーナー、通訳、パーソンセンタード表現アートセラピー・ファシリテーター。
20数年間成長と癒しのためのセミナーやワークと関わり、多くの方々とふれあい、サポートするとともに、自分自身の学びを続ける。安心できる人柄で、ユーモアのあるわかりやすい語り口に定評がある。
(株)ホロンPBI主催スティーブンギリガン博士のワークショップにてギリガン博士が厚い信頼を寄せる通訳でもある。
訳書に「傷つくならば、それは愛ではない」「セルフ・セラピー・カード」「セックスは神様からの贈り物」「言葉を変えると、人生が変わる」「BASHAR2006」(すべてヴォイス刊)など。
・URL 大空夢湧子 http://www.osorayuko.com/
・大空夢湧子のビジョン心理学 http://members.at.infoseek.co.jp/itoshy/
・ブログ「大空の彼方」http://plaza.rakuten.co.jp/sparklingwater/
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大空先生が会場のみなさんに挨拶をされました。
「みなさん、こんばんは」
「ビジョン心理学とは、心理学とスピリチュアリティの統合に基づいた実践的・療法的な心理学でハワイ在住のチャック・スペザーノ博士(米国・心理学者)によって1970年代に提唱されました。その後、レンシー・スペザーノ夫人(1974年に身体障害者などを社会復帰させるリハビリテーション・カウンセリングの分野で修士号を取得)が考案したジョイニング・セッションをはじめ、世界各地で行ったセラピーやトレーニングなどの経験に基づいてまとめられた心理学で、アカデミックな理論というよりも現場でうまくいく考え方や方法をまとめた集大成と考えていただいた方がよいでしょう」
「ビジョン心理学の大きな特徴の1つは、人間の魂の進化を図表に示したことにあります。人間の意識は「顕在意識」「潜在意識」「無意識」「ハイヤーマインド(高次の意識)」の4層から成り立っていますが、この意識の成長過程を「依存」「自立」相互依存」の3つの段階に大別し、地図の形にしたものが、本日ご紹介させていただく三角形モデルという訳です(注:本レポートにおいて三角形モデル図は非公表となりますこと、ご了承願います。尚、以下の説明においては大きく分けて “依存” “自立” “相互依存” という項目にて構成された三角形だとお考え下さい)」
「この三角形の地図は、あなたが今までの人生において何をして今に辿り着き、そしてこれから何処に進みたいのか、ということを探る手助けになってくれると思います」
「一つの例として仕事に置き換えますと、右も左もわからない新入社員は当初 “依存的” ですが、徐々に仕事を覚えると、ある時点で “自立” し、その後 “相互依存” するといった変化の道を歩みます」
「人間は生きるために 「アレが欲しい、コレが欲しい」 と欠乏を満たそうとしますが、その中での最大ニーズが “帰属欲求(集団に属す欲求)” なのです。この段階は “誰かに頼っている状態(依存)” で、この欲求が満たされないと喪失や傷心、見捨てられるといった感情が生じ、結果、恐れを生み出し、復讐心を経て罪悪感や犠牲感が生じます。この段階で一番大切なポイントは “自分が何故今の状態に置かれているのかを理解した上で相手を許すこと” であり、同時に ”自分と感情がダイレクト繋がっている(感情の起伏が激しい)“ ことを理解しなければなりません」
「感情的な状態が続けばいずれ疲弊し、その状態で居続けることが困難になってきます。そこで “感情はとりあえず横に置き、これからは自分の力で生きていこう” と考える時期が訪れます。それが “自立への扉” なのです」
「ところがこの自立の時期が訪れた瞬間にゲームのルールが変わってしまいます。今までは、感情に身を委ねたとはいえ自分ひとりで行動できていたものが、感情を整え周りの状況に身を任す必要が生じてきます。それは波乗りをするためには波に身をゆだねなければならないようなもので、感情を切り離し、自分が存在している環境を自分の力だけで生きてゆこうとしたが故に訪れる無意識レベルの変化なのです」
「この時期に入ると “期待” から “失望” を招き、その経験から “自信を得る” に辿り着きます。しかし、この “辿り着く” が曲者で、自信を得た時点で “がんばり過ぎ” が発生し、結果、自分自身や他人との比較から競争に身を投じ、忙しさから来る燃え尽き感や失敗感、そして自分はにせものだという罪悪感から “死の誘惑” に蝕まれてしまいます。この到達点を、私たちは “デッドゾーン” と呼んでいます。
デッドゾーンには “次のステップへの恐れ” “成功への恐れ” が潜んでいるので気をつけねばなりません」
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ここで、一息つかれた大空先生はさらにお話を続けられます。
「次のステップとして待っているのは “パートナーシップ” つまり “相互依存” です。これは夫婦や恋人同士のことではなく、今までの “自立~自分だけの力で戦ってきた段階” から “他人の力も借りて、共に生きる段階へのシフト” なのです。
しかし、この “一緒に成功しようよ” というレベルに行かせないために、エゴはあなたに最大の攻撃をしかけてきます。それは “疑い” です」
「特に “自分にそんなことが出来るはずがない” “他人(あなた)が私を愛してくれるはずがない” といった形で自分自身への疑いが増すことで信頼が失われていきます。しかし、その攻撃を乗り越えて初めて “周りの人たちはどうかな、助けが必要かな?” といった感じで周囲に視野が広がっていくのです。その周囲の定義は “特定の個人” から “集団” “コミュニティ” へと段階を踏んで広がりますが、この段階でエゴからもう一度、攻撃されます。
今度の攻撃は “自意識過剰” つまり “他人のことよりもやっぱり自分の方が大切” といった感情です」
「その攻撃を乗り越えてようやく “ギフト” が訪れます。あなたが相手に何かを与えて初めてあなたの才能は開花する、という段階です。それは、あなたが辛い状態にあったその瞬間でさえ “あなたの助けを求めている誰かがいる” ことに気付けることもこの段階の特徴です」
このように具体的に分かりやすく、そして時折、笑顔を交えながら “意識の成長モデル” を話された大空先生。今回の講座では下記のお話にて締めくくられました。
「ビジョン心理学で定義する潜在意識は、あなたがお母さんのお腹の中で受精してから(生命として誕生してから)今までに感じたことや人間関係で表層意識が辛いな、と感じることを意味します。
一方、無意識はそれよりもさらに下のレベル、先祖代々受け継がれてきた感情やパターン、もしくは人類全体の集合意識を定義しています。成長の過程として自分ひとりのみの内面終始から周囲に存在する他人に向けて発せられるように変化した意識は、最終的には無意識レベルへ向かいます。
ここまでくれば頭と心は一致していますので、考えたことがすぐさま形になります。さらに先に進めば個人の判断を越え、インスピレーションによって行動できるようになります。もっとも、そこまでは私も達していませんので、これ以上の説明はできません(笑)」
「今回、ご説明した成長モデルは、あなた個人だけでなく、家庭から会社、そして国家の成長過程にも当てはめることができます。
自分ひとりの力~自立だけは成長に限りがある、ということはハッキリしています。あなたは今、どの段階に居るのでしょうか。そしてこれからどの段階を目指そうとしているのでしょうか。一度立ち止まり、振り返ったときにこの地図を役立ててください。
自分自身を紐解くキーワードは “感情” です。自立する際、一度切り捨ててしまった感情を、その先に進むために以前よりもさらに瑞々しく(みずみずく)感じられるように取り戻すことが、他人と共に成功を得る~成熟~魅力的な男女~平和に向かう大切な秘訣なのです」
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スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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