上質人生大学

特別講座レポート

2011年11月
播磨陰陽師講座 / ~ 夢の構造Part9 ~
尾畑 雁多(おばた かりんど) 先生

i-obata.jpg尾畑 雁多(おばた かりんど) 先生

1960年、赤穂浪士の子孫としてこの世に生をうける。

先祖代々、赤穂武士の間に伝わっていた古式陰陽道を伝承する播磨陰陽師の末裔として、幼い頃より様々な霊体験を通して、一子相伝の秘術を習得する。古式陰陽道の伝承は、歴史的に「謎の集団」として知られる播磨陰陽師たちのもつ呪術・霊術から武術・戦略や武家の風習にいたるまでの多岐にわたるが、特に当家の伝承は、古くは物部の祭祀に起因する夢操り・夢伝え等の、独特な夢の世界に関する伝承と、その世界から現実に影響を与え変更すると伝わるノウハウを有する。

 

 

 

 

 

111129_obata_01.jpg「今回のテーマは “夢はどこまで未来を見せるのか” です」

尾畑先生が会場のみなさんに話しかけられました。

 

「昨今、2012年に世界を終わらせる何かが起きるのか?ということが話題になっています。ただ、1999年の7月のときは(少なくとも日本では)アンゴルモア大王の降臨として大きく騒いでいましたが、今回は趣が異なりやや落ち着いた風潮のように思います」

 

 

 

 

「未来と夢の関係性はいかようなものでしょうか」

尾畑先生は未来を見る夢・・・いわゆる「予知夢」について次のように述べられました。

 

「未来と夢の相関性でポピュラーなのは未来の発明品やテクノロジーを見せてくれるというものですね」

 

「有名なところでは「どうすれば機械で布を縫えるのか?」で行き詰っていたイライアス・ハウが夢で針先の穴を見せてもらったことでミシンを発明することができた話やケクレがベンゼン環の構造が六角形であることを夢で教えてもらった話、スティーブンソンが夢の体験から「宝島」を執筆した話などが、夢が見せてくれた技術や体験を自分のものとした好例ですね。

ところがせっかく夢が見せてくれたヒントを 「これは夢の話だから」 と捨て去ってしまう人が多いことはとても残念に思います」

 

 

 

 

111129_obata_02.jpg「我々陰陽師は、運命の糸というものをよく使います」

尾畑先生が陰陽師と夢の関わりを話されました。

 

「運命を転じると書いて 「運転」 と呼び、運命は自身の強い意志で操ることが出来るものだと陰陽師は考えています」

 

「運命の糸を操らなければ自分が運命に操られてしまいます。この関係性は先日の大阪市長選挙が良い例だったといえるでしょう。

強い意志で自分の運命の糸を手繰り寄せた橋本さん。一方、自らを貫く意志にやや弱さのあった平松さん。結果は皆さんご存知の通りです。いつの時代も己の意志の強さが運命の糸を手繰り寄せ、時代を作る決め手となるのです」

 

 

 

「予知夢は2種類存在します。ひとつは正夢、もうひとつは逆夢です。例えば犬に追いかけられる夢を見たあと犬と接する機会があったとします。犬好きな人にとっては正夢でしょうし、犬嫌いな人にとっては逆夢となるでしょう。夢に絶対的な良し悪しはなく、見た人がどのように受け取るかが大切なのです」

 

「人の不幸を聞いてニコっとしないで下さい。笑った瞬間に脳内では快楽物質が放出され、感覚が研ぎ澄まされ、その時感じた全てのことが記憶に刻まれます。もちろん他人の不幸話も一緒に記憶に刻まれますので、潜在意識や夢の世界を通じて自分の未来に不幸を呼び寄せてしまいます。己の未来を不幸にしたくなければ、他人の不幸話には決して共感しないことが肝心です」

 

「今、脳内の快楽物質の話しをしましたが、これが未来を決める重要なポイントです。今から話すことをよく理解してください。

まず夢を見たら筆で紙に書き付けることを習慣にして下さい。全ての夢ではなく、自分が良いと思える夢だけです。書き付ける内容は文字でも絵でも構いません。しかし使用する筆記器具は筆に限ります。本格的な筆でも筆ペンでも種類は問いませんが、筆以外のものではダメです。

筆を操るには肉体の使用密度が緻密でなければなりませんので、脳は肉体をより精密にコントロールしようとします。この過程で集中力が求められ、達成時に脳内では快楽物質が放出されるのです。つまり良い夢を脳内の快楽物質放出と共に強い記憶として定着させ、潜在意識を通じて己の未来の運命を強く手繰り寄せることができるという訳です」

 

「見た夢の良し悪しは自分で決める必要があります。自分が良い夢だと決めたら出来るだけ具体的に筆で書き留めましょう。そうすれば夢は必ず実現します」

 

 

 

 

111129_obata_03.jpg「望む未来は「思考力がない」「判断力がない」「実行力がない」の三要素で崩れていきます。具体的に言うと 「夢物語をつくれない」 ということです。特に判断力の遅さは致命的です。回転寿司でマグロをとるかとらないかと悩んでいるうちにマグロがの前を通り過ぎてしまうようなものです。人間は最初に選んだものをとる傾向があります。つまり悩むことは不要で、最初に選んだものをとる覚悟こそが必要ということです。覚悟さえあれば思考はまとまり、判断と実行を得ることが出来るのです」

 

「第一印象を選びましょう。悩んでも選ぶ結果が同じなら迷うだけ無駄です。万が一、それが間違いであったなら、それは自分の実力と受け止めてください。覚悟を決めるということはそういうことです」

 

「行動して失敗すれば、脳は同じ失敗を避ける為の能力を身に付けてくれます。自転車が乗れるようになればコケなくなるのと同じで、失敗を回避する能力を会得すれば良い未来を選択できるようになります。失敗は良い未来を選択する練習だと思えば恐れは消えてなくなります」

 

 

 

 

111129_obata_04.jpgここまで夢と未来についての関わりを説明された尾畑先生は締めくくりに夢と未来についてのまとめを話されました。

 

「良い夢を正夢にするために妄想に走っていませんか?と聞かれると 「妄想は悪いものだ」 と考えてしまいがちですが、妄想は決して悪いものではありません。妄想も極めれば現実と区別がつかなくなるので、本人にとっては現実と同じなのです。逆に中途半端な妄想はいけません。極めるとは最後まであきらめないこと。ここでも覚悟が問われます」

 

「見た夢を実現するために 「こうしなければダメだ」 という決め付けは捨ててください。人によって適切な時期や出会いは違うので、期限や限界を設定してしまうとあきらめが生じてしまいます。

かつて武士の作法として峰打ち(みねうち)の際 「峰打ちでござる。気を落ちなされるな」 という言う決まりがあったそうです。これは例え峰打ちであっても生きることをあきらめた瞬間、命を手放してしまう=相手が死んでしまうことがあったからです。これはあきらめなければ夢は引き寄せることができることの裏返しです。コツや方法はすでに述べた通りですが、まずはあきらめないこと。そこからすべての未来は築かれてゆくことを決して忘れないでください。

今日はありがとうございました」

 

最後は尾畑先生によるお祓いで今回の講座は締めくくられました。

 

 

 

 

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