上質人生大学

特別講座レポート

2011年7月
『魂を磨く』
成瀬 雅春(なるせ まさはる) 先生

内在する命=魂の本質を見つめ、それを具体的に効率よく行うためには五感を磨く行法が必要です。

今回の講座では、ヨーガ界・第一人者 成瀬雅春先生の長年にわたる実体験の中から生み出されたオリジナルのユニークな行法を伝授して頂きました。

人間がもつ本来の能力を磨き、命の力を輝かせる学びの講座をご覧下さい。

 

 

 

i-naruse.jpg 成瀬 雅春(なるせ まさはる) 先生

ヨーガ行者、ヨーガ指導者。12歳頃に「即身成仏」願望が生じ、今日までハタ・ヨーガを中心に独自の修行を続けている。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベット、モンゴル、ブータンなどを数10回訪れている。

『サンデー毎日』(1983年5月1日号)のグラビアに「驚異の空中浮揚術」として8枚連続写真が掲載され一般に知られるようになった。さらに『週刊文春』(1988年4月21日号)に「空中大浮揚」として地上1メートルを超える写真が掲載された。空中浮揚以外にもシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)や心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得している。

2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。アーカーシャ・ギリ(虚空行者)という修行名で毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。

成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。日本書経画協会理事長。朝日カルチャーセンター講師。

 

 

主要著書

『キレイをつくるらくちんヨーガ』

『50歳からはじめるらくちんヨーガ』

『オフィスでもできるらくちんヨーガ』

『からだのお悩み解決!らくちんヨーガ』

『仕事力をUPする!らくちんヨーガ』

『ふたりではじめるらくちんヨーガ』(以上、中央アート出版社)

『ハタ・ヨーガ』

『呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと』

『クンダリニー・ヨーガ』(以上、BABジャパン)

『仕事力を10倍高めるヨーガトレーニング』

『仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング』

『仕事力を10倍高める瞑想トレーニング』(以上、PHP研究所)

『5分でできるスッキリ瞑想法』(日本実業出版社)など他多数。

 

主要ビデオ&DVD

『ハタ・ヨーガエクササイズ』

『ハタ・ヨーガアドバンス』

『ヨーガ呼吸法上巻・下巻』(以上、BABジャパン)

ビデオ『気持ち良くタバコがやめられる』(キュアー)など他多数。

 

 

 

 

110710_naruse_01.jpg「みなさん、こんにちは」 会場の皆さんに挨拶をされた成瀬先生は、魂についての主観を次のように述べられました。

 

「みなさんは自身の魂を高めてゆくにはどうすればいいか、ということを意識したことはありますか。自らを良くするためには己を知ること、つまり自分の内面=魂を見つめることが不可欠です。

では、魂を見つめるにはどうすれば良いか?その答えのひとつに瞑想があります。しかしその行法はよく吟味しなくてはなりません。なぜなら何をどう行うかで得られる成果に大きな差が生じるからです」 

 

 

 

 

110710_naruse_03.jpg「自分自身を良く知るための手段として、まずは手で印を組む行法を体験してみましょう」

成瀬先生が基本行法の一つを伝授して下さいました。

 

「今回は “地” “水” “火” “風” の4つの印を組んでいただきます。この4つの印は、我々が住んでいる地球上の生命エネルギーを表しています。最初は地の印で両手の指を合わせます。次は水の印で親指指と人差し指、親指と小指を交差させ、手の平に潜り込ませるように2つの輪をつくります。3つ目は火の印で左の親指と右の人差し指、左の親指と右の小指を交差させながら合わせます。そして4つ目の風の印で両手の指を握り合わせるように捻り込ませます。どうです、わかりますか?

これらの4つの印を切ることで集中力と生命力が高まり、己の内面を見つめるきっかけとなるのです」

 

「先ほど行っていただいた4つの印、“地” “水” “火” “風” とは別格の “空” という5つ目の印もあります。これは両手の平を合わせながら親指を合わせ、さらに残りの指を絡めつつ手首からねじ上げる印です。形としては複雑ですがその分、集中力を高める力は最上級ですので、是非試してみてください。

これら印を組む行法は “ムドラー行法” と呼ばれています」

 

 

 

 

110710_naruse_02.jpg「次は瞑想について考えてみましょう。究極で語れば瞑想の形態は “どのようなものでも構わない” のです。大切なのは 「瞑想時間を過ごした」 のか 「瞑想をしたのか」 の違いです。瞑想とは自身の内面を見つめるための集中そのものであり、内面を見つめるだけで完結してしまう作業=瞑想時間を過ごすだけでは意味がないのです」

 

「良い瞑想状態とはなんでしょう?通常、瞑想を行えば余計な雑念も沸いてきます。しかもやっかいなことに雑念は次々と連鎖反応を起こします。つまりどうでもいいことを延々と考え続けてしまうのです。例えば「明日は車で出勤だったっけ・・」 「そうだ、明日までにガソリンを入れておかなくちゃ・・・」 といったような物語が芋づる式に頭の中に湧き出てしまうということですね。

これは只の雑念に過ぎず、貴重な集中時間の浪費となるので注意が必要です」

 

「次々と沸いてくる雑念を消そうとすれば、逆に雑念に捕らわれてしまい大抵は失敗します。それよりも “何か一つ、瞑想についてのテーマを決める” 方が有効ですね。

つまり何か物語が始まったときに “いや、それよりも○○について考えよう” と考えることにより本来の瞑想状態に戻ることができるのです」

 

 

 

 

「集中とは雑念を含めた複合的な要素で成り立っています。その多々ある集中要素の中で、いかにして瞑想を中心とするか、ここが鍵となります。そのために先ほど申し上げた「テーマを決める」 という方法がありますが、ここでは別の手段を練習してみましょう。

まず、右手の人差し指の先を見つめ頭の中で「1」 と数えます。次に左手の人差し指の先を見つめて 「2」 と数えます。以降は右手、左手の人差し指を交互に見つめて数を増やしていくのです。こうすることで、見つめる行為にのみ集中することができます。

集中力を高めることができれば、同時にシュミレーション能力も高まってきます。シュミレーション能力とは予測能力のことです。具体的には 「ここで○ができていなければ△になってしまう。だから今の優先順位は○である」 といった予測を元に、現在の行動を取捨判別するといったことですね。

これにより瞑想において何を優先すべきか、いや、もっと広い視点で言えば「日々生きていく上で、今何を行うべきか」 がわかるようになってくるのです。

これら空間を見つめる行法は “ビンドゥ行法” と呼ばれています」

 

 

 

 

「次に音を聞く方法を練習してみましょう」

 

「ここでのポイントは「聞こえる音の先にある別の音を聞き取る」 という点です。そうすることにより、聞こえる音の先の先まで意識を集中させることができ、最終的には宇宙の果てまで覗き見れるようになるでしょう。

では目を閉じて、今から鳴らす鐘の音に耳を澄ませた後、耳を塞いでみてください」

 

このように説明された成瀬先生は、会場に鐘の音を響かせました。

 

「どうでしょうか。耳を音に馳せた後、耳を塞ぐことにより様々な音が聞こえたと思います。音を聞き取る瞬間もまた、集中の行であります。この音を聞く行法は “ナーダ行法” と呼ばれています」

 

 

 

 

110710_naruse_04.jpgここまで3つの行法を話された成瀬先生は、再度ムドラー行法へと会場を誘導されました

 

「先ほどおこなったムドラー行法に今一度戻ってみましょう。まずは地の印を組み、親指と人差し指、親指と小指で別々の2つの丸を作って下さい。こうすることにより、水の印の要素を前もって取り入れることができますね。

次いで水の印を組み、2つの丸の指先のみを合わせます。こうすることで火の印の要素も取り入れることができるのです。

このように他の印の要素も取り入れることにスムーズな印の移行と、より一層の集中力を手に入れることができるようになるのです

 

 

 

 

110710_naruse_05.jpg幾多の行法を惜しみなく紹介し、今回も講座時間の全てを使いきっての指導をされた成瀬先生は、最後に瞑想の極意を伝授して下さいました。

「今日は幾つかの行法を練習しましたが、集中によって頭の中がクリアになる瞬間に驚かれた方もいらっしゃるかと思います。これは、普段の私たちが無自覚に生きていることに対する反動ともいえる現象で、今回のように意識的に集中すれば普段と違う感覚を呼び覚ますことができるようになるのです。

私たちが集中=瞑想することはとても意味のあることです。それは集中することが潜在意識を介し、心の内面をより深く見つめる手段と成り得るからです。
しかし人それぞれ、行法には向き不向きがあります。他人にとって良い行方が自分にも当てはまるとは限りません。ですから色々な行法を体験し、自分に合った気持ちの良い行法を見つけることが大切なのです。そうすることにより、あなたはより深い内面へと降りてゆくことができ、自身の魂とめぐり合うことができるようになるでしょう。

魂との邂逅は自律神経や感情面の安定を実現し、必ずや皆さんの人生に素晴らしい果実をもたらします。この事を決して忘れないで下さい」

 

 

 

ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。

気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。

 

スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

それでは次回のホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を楽しみにしていて下さいね。楽しいこと、不思議なこと、そしてあなたの人生にちょっとしたエッセンスを加えることが出来ること請け合いです。どうぞご期待下さい。

 

 

特別付録

  恒例となりました、成瀬先生の服装ワンポイントチェック!

 今回の講座でも成瀬先生の服装にチェックすべきポイントを発見致しました。

↓ ココ

 

 

110710_naruse_06.jpg白地に黒い幾何学模様がモダンな雰囲気。そして胸元に合わせるは虹色の小さなボタン。半透明に煌く複雑な光が生地の模様を引き締める、味わい深い組み合わせです。

 

オシャレですね!