上質人生大学

特別講座レポート

2010年6月
【魂の発動】
満仲 雄二(みつなか ゆうじ)先生

i-mitunaka.jpg講師プロフィール

満仲 雄二(みつなか ゆうじ)先生

1970年代、イタリアで東西文化のアイデンティティ統合を目指し、結果、以心伝心をテーマとする。その後、熊野玉置山に 「自然の理」 を学び、環文化計画として事業が循環する 「環の仕組み」 による以心伝心システムを提案、開発。

21世紀型循環社会実現への統合的経営意識やコンサルティングの指導を実施。「熊野塾」 の公開講座や千利休物語 「花は野にあるように」 公演プロデュース等、多岐に渡る活動を実施している。

 

 

 

 

 

 

100614_mitunaka_01.jpg「みなさん、こんにちは」 満仲先生が会場のみなさんに挨拶をされました。

「今回は “魂の発動” というテーマで心のあり方を考察してみたいと思います」 

 

「皆さんの中で熊野に行かれた方はいらっしゃいますか」

満仲先生の呼びかけに呼応して多数の方が手を挙げられました。

 

「結構いらっしゃいますね。熊野とは和歌山・紀伊半島の白浜、田辺付近から尾鷲までを結ぶ線の南側一帯を指します。このエリアは太古より命の力が強いとされ、パワースポットして非常に強い影響力があるのですが、明治時代の廃藩置県によって熊野というエリアは和歌山県、奈良県、三重県と三分割にされてしまったのです」

 

「最近、よく耳にするのは “熊野古道” ですが、昔から霊験あらたかとされてきたのは、なんと言っても “熊野三山” いわゆる 熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の三つの神社ですね。そしてもうひとつ、忘れてはならないのがスイッチとしての役割を持つ玉置山 です。

その玉置山のマークですが、○に十なんですね。これは神様の紋(神紋)として、十が東西南北、○が24時間を意味しますが、不思議なことに世界地図における地球を表すマークでもあるそうです。まさに命の根っこを支える玉置山に相応しいマークだと思いますね」

 

「熊野三山は命の再生を司るとされ、古来よりお参りする順番が決まっています。

では 「何故、お参りする順番が決まっているのか」 とは誰しも思うところですが、その問いには グー・チョキ・パー で説明するのがわかりやすいと思います。

お参りの一番目は熊野本宮大社です。ここで「これから生まれ変わりますので宜しくお願いします」と願い、今までの自分を断ち切る思いを込めてチョキ、次いで熊野那智大社で魂を開く=パーとなり、熊野速玉大社で魂を結んでグーとなります。そして、最後にもう一度、熊野本宮大社で御礼を述べて神様に感謝の意を伝えるのです。

ここまでは一般的な作法として多くの人々に認知されていますが、実は重要な所作がもうひとつあります。それは熊野三山にお参りし、魂を再生させる準備を整えたら、次は新たな魂の発動スイッチを入れるために玉置山を訪れること、これが肝心なのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

100614_mitunaka_02.jpg「人間の頭で理解できることを “思議” と言い、理解できないことを “不思議” もしくは “不可思議” としますが、この世には人間の智恵が及ばない世界がたくさんありますよね。

熊野に行くと驚くようなことがよく起きるので最初は怖かったのですが、そのうち不思議が当たり前となり、やがて 「人間以外の世界=神様世界」 を感じられるようになりました」

 

「自分にとってプラスになること(=ご利益)だけを求めて熊野を訪れても何も起こりません。これは自分の価値観に基づくプラス面だけを得ようとするからで、物事には必ずプラスとマイナスの両面があることを忘れてはなりません。

一方、長い時間をかけて、利潤(=潤い、循環)に大切さに気付くと熊野は様々な面を見せてくれます。では、周囲に潤いをもたらすにはどうすればよいのか。その問いに応える言葉が福録寿 です。

この言葉は 福=人間関係(幸福)、録=お金、寿=健康(寿命) を表し、人々は1000年以上前から熊野古道を歩き、福録寿を自問自答してきたのです。そして古い自分を捨て、新しい自分への生まれ変わりを経て、ようやく魂が再生するのです」

 

「生まれ変わりには “死” が必須です。ここでいう “死” とは “自分の考えを捨てる” ことですが、これがなかなか出来ません。故に人々は幾度も熊野を訪れては魂を再生させるきっかけを見出そうとするのです」

 

 

 

 

 

100614_mitunaka_03.jpg「魂には元々、光があるのですが、現代の風潮として天照大神が天岩戸に隠れたように自分を出さない(=光を閉ざす)のが今風といえるのかもしれません。そういう意味では太古より伝わる “天岩戸の神話” は、現代を生きる我々にとって魂を開く大切さを暗示していますが、実はこの考え方は現在の年号、平成にも託されているのです。

平成の “平” という字は “一” に “八” そして “十” の組み合わせですが、これは 一=い、八=は(わ)、十=と で “いわと” となり、安らかな世界=平安を成す、として平成なのです。つまり、この年号には安らかな人間の世界、及び地球を願って岩戸を開きましょう、という意味がこめられているのです。

ところが年号が平成に変わり22年を経た現在、教育機関への外国資本の買い漁りも含めて、とても平安とはいえない状況となっています。

しかも2012年にはマヤ暦の終了、翌年2013年には伊勢遷宮が予定され、温暖化に伴う地球規模での気候の乱れなど、近い将来に訪れるであろう激震を予兆させる要素も充分揃っています。こういった時代の節目を生き抜く為にも、我々は今こそ魂を目覚めさせ、開放する必要に迫られているのです」

 

 

 

 

 

「私たちが日々使用している “氏名” とは、氏神様から授かった名前という意味で “氏名” と呼ばれていたのですが、現在ではその意味のほとんどは失われています。そこで今一度、自分の氏名のいわれをご先祖様に聞く、という祈りを真剣に行ってみて下さい。

この作業は自分のDNAを遡ることに他なりませんが、祈りの中で一世代づつ遡っていくと、必ず氏名の意味を教えてくれる先祖と出会うことができるでしょう。そこで初めて “自分が生きる意味” つまり “DNAに託された先祖の思い=目には見えずとも自分を包んでくれている世界” に触れることができると思います」

 

 

 

 

 

 

最後に満仲先生は次のように述べられて今回の講座を締めくくられました。

 

100614_mitunaka_04.jpg「あまり知られていないことですが、熊野の玉置山(幽界)、四国の剣山(霊界)、播磨の

 

千ヶ峰(神界)を結ぶ一辺160kmの正三角形は、隠された日本のトライアングルと呼ばれ、その中心には国生みの地、淡路島が鎮座しています。最近この事実に気付いた人々が、このトライアングルは昔から続く “四国八十八箇所参り” に代わるポジションになり得るのではないか、と注目し始めています。

他にも、出雲大社と伊勢神宮、富士山と淡路島のいざなぎ神社を結ぶ線が対となる、出雲大社~大山~伊吹山~富士山を結ぶ直線と新宮を繋ぐとこれも正三角形(=トライアングル)となるなど、日本列島は山やパワースポットの規則正しい配列がもたらす結界によって守られている、と読み取れます。

 

しかし、現代に生きる私たちは結界に守られた日本に身を置いているにも関わらず、この国の持つ意味、そして守られるべき意味に気付いていないのです。

これからの激動の数年を生き抜くためにも、まず命の根っこの入り口である熊野を訪れてみてください。そして私たちが持つ命=魂のエネルギーを開放し、活用すべくスイッチを入れてください。

 

それこそが私たちの新たな魂の発動となり、生まれ変わった自身を作り上げる第一歩となるに違いありません」

 

 

 

 

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