2010年1月
これから日本の時代になるわけ
水口 清一(みずぐちきよかず)先生
2009年の世界の政治・経済情勢は、金融崩壊に端を発したアメリカ覇権の揺らぎ、多極化へ動き出した世界政治、中国の著しい成長、日本の政権交代など激動の一年と呼ぶに相応しいものでした。
2010年は人類社会の大転換の年になりそうですが、今回の講座では水口清一先生による40年間の東洋思想、人間の超意識、不思議現象の研究成果をベースに 「未来を読み解く」 ヒントや発想法をお話して頂きました。
「東洋の知恵」 には直感を働かせるためのヒントや発想がたくさんあります。今回の講演は、東洋の知恵で未来を読んで行くことがテーマですので、予測というより予知という表現が的確かも知れません。
今から10年から15年先は時代の大きな変わり目です。2010年はその分岐点にあたります。
2013年あたりまでは、まだ混迷の時代が続くでしょうが、新しい時代の息吹は、もうすぐそこまで近づいています。
【講師プロフィール】
1941年大阪で生まれる。
人間の無限の可能性を引き出す数々のプログラムを開発。テレビ、新聞、週刊誌、ラジオなどマスコミで数々紹介。
夢のプラットホーム主催 ホロンネットインク会長
【専門分野】
潜在能力の開発、催眠法、イメージコントロール、超意識、言霊、数霊、場のマネジメント、創造性開発、瞑想、東洋思想、コミュニティつくり、未来予知、夢の実現法。
【研修実績】
オートバックス、トヨタ、NEC、日本生命、江崎グリコ、日立工機、ヤマト、関西電力、関門海その他多くの企業研修、講演活動を手がける。
【主要著書(近著)】
「バーチャル社会と意識進化」 「未来予知能力の開発」 「人はみんな魔法使い」 「人生は魔法の世界だ」「90日で願いが叶う魔法の本」 「これから日本の時代になる理由(わけ)」
「皆さん、こんにちは」
「現在は激変の時代だといわれ、今までは通用した思想も根本から変化し始めています。一般的に西洋は左脳型、東洋は右脳型の文化を持っているといわれておりますが、大きな視点で世界を見回してみれば今の時代は東洋に向けてシフトしているといえるでしょう。
歴史の流れからみても西洋文化と東洋文化は800年周期で繁栄、衰退、繁栄を繰り返しており、現在はその西洋文化主体から東洋文化主体への交代真っ只中といえるのです」
「次代の主役となる 東洋文化 では “知恵” や “感性” もしくは “陰” といった言葉がキーワードとなります。また、情報化時代が高度発展すればするほど、時代そのものが東洋文化を求めるようになるという側面もあるのです。
具体的に申し上げると、情報技術が高度発展すれば、やがて情報が作り出す仮想空間と現実との境界が曖昧となり、区別がつかなくなってきます。
全てを 「個」 の集合体としてみなす西洋文化では仮想空間と現実社会を同一のものとして理解することができません。しかし東洋の考え方は、「全てが繋がっている」 ですから、仮想空間も現実空間も自分自身が生きる空間として区別なく受け入れることができ、感性として大きな抵抗が生じない、ここが大切なポイントなのです」
「また、800年周期とは別に 120年周期 という考え方もあります。歴史を紐解いてみると、ローマ、スペイン、オランダ、イギリス、そしてアメリカ合衆国と時代を象徴する覇権国は120年ごとに西へ移り変わってきたという事実がありますが、現在の覇権国アメリカが世界の中心となって120年ほど経ちますので、自然の流れからみても現在の衰退しつつあるアメリカの姿に不思議はない、ともいえますね。
そして、これら800年周期、120年周期といった自然の流れの分岐点が今年、2010年なのです」
「現代に至るまで、多くの科学者が長い年月をかけて外の世界を観察し 「この宇宙はどうなっているのだろう」 と研究し続けた結果、最先端化学のひとつである量子物理学にて 「人間の意識そのものが自然の系に組み込まれている」 すなわち 「人間の意識如何(いしきいかん)によって自然界が変化する」 ということを紐解き始めました。
しかし、東洋では遥かな昔、既に釈迦が内なる世界を観察して編み出した 「唯識論」 にて 「我思う故に我あり」 と書き残しています。つまり、長い年月を経た現代において、ようやく外なる世界と内なる世界は同じであった、と理論付けられたのです。
そして、今回の西洋と東洋の文化交代によってようやく 「外なる世界と内なる世界は同じである」 を実感できる時代がやってきた、というわけです」
「現在、ロボットの研究が飛躍的に進んでいます。そう遠くない将来、家庭にロボットが入り込んでくるのは間違いないでしょう。そうなったとき、西洋人はどんなに高度発達したロボットであっても 「ひとつ(個)の機械」 として認識することでしょう。しかし日本人の感性は 「ロボットは機械ではなく家族の一員」 として認識することがスタンダードになると思われます。
ロボットでピンとこない人は、例えば眼鏡を考えてみてください。目の前に置かれた眼鏡は、道具の一つに過ぎませんが、ひとたび眼鏡をかければ身体の一部として感じられるでしょう。心臓補助装置であるペースメーカーしかり、これから実用化される人工臓器にしても同じように身体そのものとして愛着を感じられることと思います。
愛着を持つという感覚は、内と外の区別をなくします。こういった感覚がこれからの時代には必要となり、その感性に一番長けているのが我々日本人だといえるのです」
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「東洋思想の一つに “型” という考え方があります。これは 「全体を見ずとも、その一部分をみれば全体が分かる。またその逆もしかりで、一部分である型を見れば、その全体が分かる」 という考え方で 「部分は全体であり、全体は部分である」 と言い換えることもできます。型という観点から見れば、日本はその地形の持つ特徴が世界地図とそっくりなところから世界の型と見て取れます」
「さらに、別の東洋思想に 西洋文化は ”陽“ 、東洋文化は “陰” と称する考え方もあり、一般的に 陽は求心性、陰は遠心性を表します。
同じく東洋思想には 「数霊」 という思想もあります。簡単に説明すると、それぞれの数が持つ固有の意味から、物事を読み取っていく、という考え方です」
「これらを組み合わせて日本、そして世界の情勢を読み取ってみましょう。日本は1989年にバブルがはじけ、1990年からスタートした 「失われた10年」 を余儀なくされました。これを型とみると世界もまた、2007年にサブプライム問題をきっかけにバブルがはじけ、2008年のリーマンショックをきっかけに新たなスタートを切ったと読み取れます。
1989年は1+9+8+9=27→2+7=9、2007年は2+0+0+7=9となります。数霊の世界では9は大きな岐路→崩壊を意味します。一方、1990年は 1+9+9+0=19→1+9=10→1+0=1、2008年は2+0+0+8=10→1+0=1 となります。同じく数霊では1は新たなスタートを表しますから、先の流れで崩壊した後、新たなスタートを切った、と読み取れるのです。
また、今までは一党独裁に近かった自民党がその求心力を失い、政権の座を去ったのも陰の時代への移行といった視点からみると不思議ではありませんし、アメリカも、かつての覇権国イギリス同様、力を失った末、数ある国のひとつとなってゆく、というもの自然の成り行きだと見ることができます」
「今から数年先の流れも数霊の観点から読んでみましょう。3は小さな岐路、6は中岐路、9は大きな岐路を意味しますので、先程の1989年や2007年は9=大きな岐路→崩壊となりましたが、2010年は3=小さな岐路となり、今年はこれから激変する新たな世界に向けての節目の一年となることでしょう。また、2013年は6となりますから、今年よりもさらに大きな節目がやってくると予想されます」![]()
「これから日本の世界になっていく、そのひとつの根拠として 「マンガ」 があります。映画やマンガは未来の世界を映し出していく、といわれますが、本質はその逆にあると思われます。
つまり、子供の頃に映像としてみた記憶が、社会の中枢を担う大人となったときの創造イメージとなって働く。そのイメージに大きな影響を与える映像の一つとしてマンガがあり、その日本のマンガが世界中の子供たちに読まれている。これは非常に大きな流れを生み出すと思います」
「東洋思想は全てのものが繋がっている、という考え方の上に成り立っています。もちろん、人間にはエゴがありますから、何もかも相手の立場に立てるわけではありません。
しかし、自分の運命は他人の運命と関わっているのです。それも人生で親密な関係にある人から影響を受けるという意味だけではありません。これからの時代は見ず知らずの人がどう動いたか、といった影響も避けることができなくなっていきます。
その理由はこうです。今までは 「俺についてこい」 で成り立っていましたが、これからは自分の外の世界にも思いを馳せて共生し合う時代となっていくからです。昔の人は 「袖触れ合うも多少の縁」 といいました。これを別の言葉で表せば 「場」 となります。
私たちは、普段の会話で 「世間様に笑われる」 といいますが、この 「世間様」 って誰のことでしょう。「おかげさまで」 ともいいますよね。誰のお陰でしょうか(笑)。こういった普段の言葉から、私たち日本人はこういった、昔から世間や相手を含めた 「場」 というものを感じ取る文化を育んできたと読み取れます。
「場」 は 「共鳴」 を生み出します。一方、今まで重視してきた 「時間の流れ」 は 「因果」 を生み出します。つまり時間の流れに沿って、原因から結果が生じる、という考え方です。しかし、残念ながらこれからの時代を時間軸で計っては理解不能となるでしょう。なぜなら共鳴現象は大きなうねりを伴い因果同時を生み出すからです」
「つまり因と果が同時に動き、時間が凝縮されて空間に変換されるので、時間経過はさほど問題とならない、ということです。もちろん、これらも高度情報化の進む大きな流れと共存しています」![]()
今回の講座の締めくくりに、水口先生はここまで説明されたこれからの時代の流れと私たち日本人の関わりを簡潔に説明してくださいました。
「私たち日本人には、「場」 を読む文化があり、道徳心もあり、相手を思いやる心もある。また勤勉であり、且つ高度な技術もあります。実際、商品として売り出すのが下手なだけで、製造分野であれ、環境問題であれ、日本の技術なしで世界は成り立たないのです。
さらに、これからの世界を担う世界中の子供たちがマンガを通じて日本の文化に親しんでおり、大自然のリズムに基づく大きな時代の流れも東洋にシフトする節目である。
こういった時代の変化を総合的に考えると、これからの日本が衰退するわけがない、と読み取れるのです」![]()
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スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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