上質人生大学

特別講座レポート

2011年9月
播磨陰陽師講座 / ~ 夢の構造Part8 ~
尾畑 雁多(おばた かりんど) 先生

i-obata.jpg尾畑 雁多(おばた かりんど) 先生

1960年、赤穂浪士の子孫としてこの世に生をうける。
先祖代々、赤穂武士の間に伝わっていた古式陰陽道を伝承する播磨陰陽師の末裔として、幼い頃より様々な霊体験を通して、一子相伝の秘術を習得する。古式陰陽道の伝承は、歴史的に「謎の集団」として知られる播磨陰陽師たちのもつ呪術・霊術から武術・戦略や武家の風習にいたるまでの多岐にわたるが、特に当家の伝承は、古くは物部の祭祀に起因する夢操り・夢伝え等の、独特な夢の世界に関する伝承と、その世界から現実に影響を与え変更すると伝わるノウハウを有する。

 

 

 

 

110913_obata_01.jpg「今回のテーマは “夢と未来を信じよう” です」

尾畑先生が会場のみなさんに話しかけられました。

 

「かつて夢という文字は “いめ” や “いま” と呼ばれていました。“い” は眠りを、“め” や “ま” は目で見える世界を意味します。つまり “眠りの中で見る世界” ですね」

 

「夜見る夢を自分でコントロール出来れば潜在意識を通じて将来をもコントロールすることができます。夜見る “夢” と 将来の “夢” は同じもので、将来の夢は確実にかなえる事ができます。しかし方法を間違えると上手くいきません」

 

 

 

 

110913_obata_02.jpg「未来に繋がる時間の流れは螺旋(らせん)系で、12年周期を最大12回を繰り返します。下を見ると12年前の自分、24年前の自分を見ることができますが、大抵今と同じことをしています。ここで鍵となるものが記憶です。記憶には “暖かさ” や “良い香り” などの感覚も含まれているのでとても具体的です。

では上を見るとどうでしょう。12年先の未来は見えますが、客観的な事象だけで感覚は伴いません。大切なのは身体に刻まれる感覚までも具体的に思い浮かべることです」

 

「記憶は自分の中では常に正しいのですが、客観的には不確かです。なぜなら記憶には思い込みによる書き換えがあるからです。過去への干渉だけではなく未来への思い込みが過去の記憶を書き換えるきっかけともなるので要注意です」

 

12年先の未来は見えますが、見え方には想像、空想、妄想があります。播磨陰陽師の世界では 「空想や妄想は現実を創らない」 とされていて、空想は現実にありえないことを想うこと、妄想は根拠もなくあれこれ想うことと定義しています。

では想像は何を意味するのでしょう。想像とはまだ経験していないこと推し量ることとされています。つまり未来を創る鍵は想像にあるのです」

 

「想像には適切な理解と知識が不可欠ですが、さらに感覚を追加することが大切です。先ほども説明しましたが、想像に感覚を追加してはじめて具体的な未来の物語を創ることができるのです」

 

 

 

 

110913_obata_03.jpg「夢をコントロールする一番簡単な方法は、夢の中で手のひらを見ることです。でも最初は難しいので眠る前に手のひらを見ることをお薦めします。そうすることで手のひらを意識しやすくなり、夢の中でも思い出すことができるようになるでしょう」

 

「夢の中で手のひらを見れば “ここは夢の中だ” と認識することが出来ます。その上で夢の中のものを触り、感蝕を得ればさらに夢をコントロールしやすくなります」

 

「先ほども述べましたが、記憶はちょっとしたきっかけで上書きされます。ですから未来の想像も具体的、かつ欲した理由を矛盾なく説明できなければ望む未来はすぐに書き換わってしまうでしょう。夢の世界を使って潜在意識をコントロールしても、目標が常に変化してしまえば未来は曖昧なものになってしまうのです」

 

「私がよくおこなうのは、完成している状態を想像してから夢をみる方法です。そうすると夢の中で私が知らない最適な手順を具体的に教えてもらえるのです。他にも節句やお正月に自分の未来を確認する方法がありますが、どちらの方法も初心を忘れないことが大切です。何故その未来が欲しいのかを常に意識しておかないと全てがうやむやになってしまいます」

 

「未来の想像は12年後、12ヵ月後、12時間後を基準としてください。これは時間の流れの周期なので、良い運命のリズムだと覚えてください」

 

「想像した未来を難しく考えないで下さい。難しいと考えた瞬間、その未来は遠ざかってしまいます。難しさとは相対的なもので、周囲が何をいっても自分が難しいと思わなければそれでよいのです」

 

 

 

 

110913_obata_04.jpgここまで夢と未来についての関わりを説明された尾畑先生は締めくくりに “未来をつくる考え方” について説明されました。

 

「皆さんには未来をつくる実験をしていただきたいと思います。手始めに今日の講座の内容を誰かに楽しそうに話し、何か質問されたら完璧に説明できるようにしてください。そうすることで未来を想像するに必要なストーリー展開と感覚、矛盾なき理解を訓練することができます。

想像のストーリーは複雑ではいけませんが、単純すぎてもいけないのでサジ加減が大切です。例えば単純に 「痩せたい」 と想像するだけで痩せることはできません。痩せて軽くなった身体を想像し、その後の自分の生き方までを感覚的に捉えてこそ脳はその未来に向かって進み始めるのです。

何かを得れば同じ量だけ失います。これは必然でありバランスなのです。得るもの、手放すものも想定した上で希望する未来の物語を具体的に想像してみてください。

今日はありがとうございました」

 

最後は尾畑先生によるお祓いで今回の講座は締めくくられました。

 

 

 

 

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