上質人生大学

特別講座レポート

2008年5月
如来蔵を成就する  / ~ 現代版 真言密教「自己実現」の秘密大公開 ~
石山 陽圓 先生

 皆さん、こんにちわ。今回の上質人生大学公開講座レポートは、「如来蔵を成就する ~ 現代版 真言密教「自己実現」の秘密大公開 ~ 」 をご案内いたします。

 「自己実現」の本質について真言密教の側面から鋭く切り込む会心の講座です。講師は、「語り口が面白すぎる」と大好評の石山陽圓先生!!先人の知恵を現代的な表現によって具体的に分かり易く語られるお話は必見です。


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 石山先生からのメッセージ

 「自己実現(成就)」した状態で生まれる者は誰もいない。

 人は誰でも「自己実現(成就)」の可能性をもって、つまり「如来になる可能性」をもって、生まれてくる。そうです、人は一粒の種として生まれるんです。

 「種」は芽を出し、根をはり、花を咲かせ、実を結ばねば、面白ない。「種」がそのまま「大きな種」に育ったら、びっくりです。それは「メタボリックな種」、異常です!「生を盗む人」です。あなたの仲の如来蔵(潜在性)を「自己実現(成就)」してはじめて、「可能性としての人間」から「現実の人間」になれる。

 豊かで健康で平和で調和のとれた人間、そのための「修法」について、真言密教は「具体的」です。 

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  石山 陽園 先生 】

 真言密教の僧侶であり、真言宗 円生寺の住職(enshoji@mac.com)。同時にTA(交流分析)心理療法家でもあります。TAの本場・アメリカでの認定試験に英語でのコミュニケーションを踏まえた上でパス。以後、日本TA界においてトップクラスに位置付けされ、今日に至ります。現在国際TA協会教授。

 

 

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講座冒頭、壇上に立たれた石山先生は、会場の参加者一人一人と和やかに目線を合わせられ、気持ちを噛み締めるように優しく言葉を交わされました。

 「(壁時計を見ながら)これからの 2時間、どんな話があったらいいかなぁ~と皆さんは思われますか」

 

 石山先生の問いかけにデパートの人事課の方、元警察に勤められていた方など、様々な経歴の参加者の方々が順番に思いを話されると、聞き手である石山先生の屈託のない笑顔に呼応するように会場全体が引き込まれてゆきます。

 

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 と、突然石山先生が次の方に質問をされました。

 「あなたは朝、何を食べられましたか?」
 唐突な質問に不意を突かれた格好となりつつも、問われた男性はその日の朝食メニューを答えました。

 「で、あなたはそれを消化しようと意図されましたか」
 「いえ、自然と消
化しましたけれど…」

 「そうですよね。食べたものは自然に消化される、いわば当たり前のことです。これは “任せている” つまり “委ねる” ということに他ならない訳で、言い換えれば自分でありながら自分でないのと同じことです。
  よく考えれば物事が勝手に推移する、これはスゴイことやないですか。この仕組みは宇宙のシステムともいえますが、同じことを人間が意識や頭で考えてもうまくいかへんのです。物事は本当に任せきったらよいのであって、もし今日死ななあかんのやったら死んだらええですねん!その方がうまくいきますって!絶対! … まぁ、そうもいきませんか、そうですか(笑)」

 

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 「私は明日が気持ちよく過ごせるような元気になる話が聞きたいです」

 「そんな話が聞けたら理想ですなぁ(笑) まぁ、その気持ちだけでもすでに元気になれそうですな。終わるまでにはエエ話しますから、ちょっとだけ待っててくださいね(笑)」

 

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「私は現代版 真言密教の秘訣を聞きたいです 」

 

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 「なるほど。その秘訣に対するキーワードは “JOY(ジョイ)” ですね。ここでいうジョイとは生きていて心地いいか悪いか、ということなんです。お経には “人生は楽しいものですよ” と書かれています。もしも人生が悪いものだとしたら、生きることってなんとしょうもないものになることでしょうか。

 

  しかも真言密教は、人生は楽しいものである、と書いておきながら、さらに “人生は心地よいものか、それとも人生は修行であるかは、あなた自身が決めるものですよ” とも問うているのです。どちらを選ぶにしてもあなたの思うがままなんです。なのに、どちらが自分にとって有意義なものかを選べないとするならば、それはあなたが知っているケドやらない、ただそれだけのことなのです」

 上記のようにおっしゃった石山先生は参加者に問いかけます。

 「あなたの右手は誰ですか」
 「自分です」
 「では、事故でその右手をなくしたとしましょう。で、右手をなくしたあなたは誰ですか」
 「自分です」
 
「では両足もなくしたとしましょう。で、手も足もなくしたあなたは誰ですか」
 
「自分です」
 
「じゃ、今のあなたについているその右手や両足って、実は自分であって自分やないんじゃないですか?」
  
「…」
  
「っていうところにいけるかどうかなんですよ。だったら、今その右手や両足が自身の身体についているうちに 「熱い!」 「痛い!」 「掴める!」 「触れる!」 などと、その感じる世界の楽しさすべてを味わい尽くして面白がれるかどうか、が大切なんですね」

 「といいつつ心地いいことを感じ続け、例えば朝から晩まで能天気に一日中ニコニコ・ニヤニヤしていたら、きっと周りの人からは “お前、アホちゃうか、大丈夫か” と言ってもらえることでしょう(笑)。
  
では、何故私たちは素直に “心地いい” と感じることをダメやと思ってしまうのか。それはみんながそれぞれ好きなことをして暮らし始めたら困る、と教育されてきたからなんですね。でも、考えてみてください。ずーっと楽しいって思いながら一日を過ごせたらどんなに素晴らしいことか。
  
人が生まれてきた時はそうじゃなかったはずです。でも成長していくうちに “アレがない、コレがない” と思うようになり、気付いたら “わたしってアンハッピー?” と考えるようになったりする。 

 「エ -ッ、これじゃダメなの?」
 
「そう、それじゃダメなの。だから努力しなさい、だから頑張りなさい、だから周りの空気を読みなさい」
 
「生きるって辛いことなのね?」
  
「そうよ、生きるってスゴク大変でスゴク辛いことなのよ」

 そんな訳ないかもしれないじゃないですか!っていう思い … そこから新しい人生が始まるとは思いませんか(笑)」

 「砂糖は甘いですか?」
 
「はい」
 
「じゃ、ハチミツは甘いですか?」
 
「はい」
 
「じゃチョコレートは?」
 
「…」

 「今あなたは言葉で考えようとしたから悩んでしまう。そんなもん、今すぐ目の前で舐めてみたらよろしいねん。ほんなら “うわ!コレ、甘いどころか苦いやん!?” “そらそうです。それはカカオマス 98%のチョコレートやねんから(笑)”
 でも、これって秘訣のひとつなんですね。自分の概念や言葉だけで考えて処理しない。自分の人生を体験し、生ききることこそが大切なんです。修行がどうとかいうより今の瞬間を楽しい!ってどれだけ思えるか、ということに意識の焦点を合わせてみて下さいね」

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0805_ishiyama_03.jpg 「神様、仏様のお加持を受ける。それは宇宙空間における真空状態のようなものなんです。太陽の光も受け取るものがなければただ通り過ぎるだけのこと。つまり、受け取るもんに気付けなければ何もないのと同じなんです。
 
困ったときこそ神頼みしなはれ。それはそれは大きな力でっせ(笑)。そうして落ち着いて湧き上がってきた知恵を自分が作り出したものか、神様からさずかったものかなんてこと、どう考えるかは自由なんです。そんなことにこだわるよりもまずは、アンテナを張りなはれ!(笑)」

 

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「“あ” って言葉には、全ての災いをチャラにする力があります。何かモノを落としたら “あっ!” って叫びますやろ? その “あ” を保つのことが阿保(アホ)なんですが、それはつまりハッピーいうことなんとちゃいますかねぇ(笑)

 そしてうまく阿保になりつつ目標や行動が自分の思う通りに叶ったら、次はそのハッピーを周囲にどうやって分けるかが大切になってくるものです。そうやって “至福の時間” いうもんがやってくる訳です」

 

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 「唐突ですが、“今から風呂に入る!それ以外考えない” そう宣言して湯船に浸かったときって思わず “あ~極楽極楽” って呟いてしまいません?考えてみればそれも至福の時間やないですか(笑)。そういった時間をどんどん増やしてみてください。

 

 「そんなんでいいんですか?」
 
「いいんです(笑)」

 で、そういった幸せを積み重ねて自分を越えてゆくのです。そうして気付けば最後は周りの皆からおがまれている(笑)。 そんなんウソやと思うでしょ? でもこれ、ホンマなんです」

 

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 「観想って言葉、知ってます?私たちは生きている限り常に動いているので、あえてじっと身体を休め、心を休めて宇宙を感じることを表す言葉です。さらにそれが心地よければすでに即身成仏しているものなんです。

  勉強し過ぎて種のまま大きくなってしまっていませんか? 人はどんどん成長するものですから、根を張り出して変化してゆきましょうよ。大きな流れに身を委ねて、フフフと笑って生きましょうよ」

 

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 話術に長けた石山先生の口調に会場は笑いの連続です。とはいうものの楽しい時間はアッという間に過ぎるもの。気付けば終了時間も迫ってくる中、本講座を締めくくるに当たって石山先生は次のように述べられました。

 

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 「秘訣、なんていうと何か大げさなものを想像してしまいがちですけど、結局、そんな大袈裟なものやないのです。 シンプルに “楽しい” これがスゴク大切なんです。

 

  常にハッピーに生きていればどんな瞬間にもハッピーは存在します。常に嬉しそうに、そして楽しそうに話しをする。ただそれだけですでに幸せの見本のように見えてくる。そうなればしめたものです。

 人はどんな状況にもなれるものなんです。だからもっともっと色々なものを求めてゆきなさい。極楽はホラ、あなたのすぐ目の前にあるのですから(笑)」

 

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 ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。

 気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。

 スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

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