2007年3月
魂を磨く研修 ~ 魂を磨くとは ~
成瀬 雅春 先生

皆さん、こんにちわ。今回の 上質人生大学公開講座レポートは、「 魂を磨く研修 」 をご案内いたします。
今回の上質人生大学公開講座は 「魂を磨く」行法 の研修です。一言で申し上げるにはあまりにも広く深いテーマである … 魂 … 。そもそも、魂を磨くとはどのような意味なのでしょうか。本レポート冒頭にて成瀬先生の言葉を掲載させていただいてはおりますが、それに先立つ形でまずはその概念を簡潔に述べさせていただきたいと思います。
魂を磨くとは …
魂を曇らせている “汚れ” を取り除くことを指し、具体的には「五感を磨く」ことであります。五感を磨き、その領域が拡大されると、人間の能力があらゆる方向に拡がるので自己洞察力が深まり、その結果、自分のすべてを智る(悟りを得る)ことが可能となります。
今回の講座では手で印を組むムドラー行法や、音を聴くナーダ行法など、先生のご著書 『実践・魂を磨く』 に関する行法の実習と質疑応答が中心となりました。今回の講座において参加者自身の感性が澄み、心が安らかになっていく様子を、本レポートにて擬似体験していただければ幸いです。
【 成瀬 雅春 (なるせ まさはる) 先生 】
ヨーガ行者、ヨーガ指導者。12歳頃に「即身成仏」願望が生じ、今日までハタ・ヨーガを中心に独自の修行を続けている。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベット、モンゴル、ブータンなどを数10回訪れている。
『サンデー毎日』(1983年5月1日号)のグラビアに「驚異の空中浮揚術」として8枚連続写真が掲載され一般に知られるようになった。さらに『週刊文春』(1988年4月21日号)に「空中大浮揚」として地上1メートルを超える写真が掲載された。空中浮揚以外にもシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)や心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得している。
2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。アーカーシャ・ギリ(虚空行者)という修行名で毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。
成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。日本書経画協会理事長。朝日カルチャーセンター講師。
【 主要著書 】
『キレイをつくるらくちんヨーガ』
『50歳からはじめるらくちんヨーガ』
『オフィスでもできるらくちんヨーガ』
『からだのお悩み解決!らくちんヨーガ』
『仕事力をUPする!らくちんヨーガ』
『ふたりではじめるらくちんヨーガ』(以上、中央アート出版社)
『ハタ・ヨーガ』
『呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと』
『クンダリニー・ヨーガ』(以上、BABジャパン)
『仕事力を10倍高めるヨーガトレーニング』
『仕事力を10倍高める呼吸法トレーニング』
『仕事力を10倍高める瞑想トレーニング』(以上、PHP研究所)
『5分でできるスッキリ瞑想法』(日本実業出版社)など他多数。
【 主要ビデオ&DVD 】
『ハタ・ヨーガエクササイズ』
『ハタ・ヨーガアドバンス』
『ヨーガ呼吸法上巻・下巻』(以上、BABジャパン)
ビデオ『気持ち良くタバコがやめられる』(キュアー) など他多数。
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「みなさん、こんにちは」 会場の皆さんにに挨拶をされた成瀬先生は、今回の講座テーマについて冒頭、次のようにおっしゃいました。
「魂を磨くとは、魂の周囲に付着した不要なものをそぎ落とし、自分の本質を見つめることが出来るようにする行為だとご理解ください」
「皆さんにも似たようなご経験はおありかとは思いますが、かつての私にも頭をふっとよぎるような形で情報が巡ってきたことがあったのです。私に降りてきたその情報とは 「何か行動を起こせ、すぐに修行を始めなさい」 というものでしたので、私はその言葉に従い新しい形での修行を模索し始めました。
その当時、私にはすでに弟子がいたので、新しい修行を始めるにあたっては、その教えが末端まで正しく伝わらず本質から遠ざかってしまうことを憂慮し、組織はできるだけ小さく、期間も 3年間と限定することに致しました。また、それと同時に会報も発行したのですが、その際にスタートを36号とし、回を重ねるごとに35号、34号と下がることとして、3年後に1号となって終了する旨、定めたのです。そして、その会報の内容を中心に、当時のことをまとめたのがここにある 「魂を磨く」(絶版) という本なのですが、今回はこの本の内容を中心に講座を進めてゆきたいと考えております」
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口頭でのお話も終わり一息つかれた成瀬先生は会場を見回し、これから実践を始める参加者に向かって次のように話しかけられました。
「なるべく楽な姿勢で座り、左右の手のひらを組んでいただけますか?(参加者が両手を組まれたのを見届けた後)色々な組み方があると思いますが、みなさん、同じような解釈ですね(笑)。さぁ、ここからがスタートになります」
「まずご自分のお手元を見てください。皆さんの場合、親指が上で小指が下になっていますね。では目をつぶり、どちらかの親指を小指の下に潜り込ませて欲しいのですがどうですか、出来ますでしょうか?考え込まないで、一瞬で出来たポーズを保ち、そのまま目を開けてください。そして、同じ手の形の人を探し、グループになってください。ここで大切なことは何も考えないで行った行動が自分にとって正しいという事実なのです」
このようにして、成瀬先生は参加者を手の組み方によっていくつかのグループにわけられました。
「この地球上で人間に関わるベーシックな概念は、地・水・火・風、そして別格の存在としての空、の 5つがあるのですが、その5つの概念を今から “印” (別名:ムードラ)に封じ込めた上で自身に取り込んでいただきたいと思います」
「まずは普通に両手を組み、そのまま下腹部に置くと “地” となります。次に人差し指と親指、小指と親指で上下に二つの輪を作るように両手を組むと “水” になり、その “水” を一旦外して左右の人差し指と親指、小指と親指を合わせながら残った 3本の指を合わせ、へその前に置けば “火” となります。次いで “火” の基本はそのままに、親指と人差し指を他の指の横に添え、小指と親指をその中に入れ込んだ後、両手を丸い蓮の花のように仕立てて胸の位置に持ってきたのが “風” であり、最初の “地” の印を元に一旦親指を外し、手首を捻りながら再度、両親指を合わせ、おでこの前に持ってくれば “空” の印となるのです。
ムードラを組む際は、常に身体の中をエネルギーが流れ、巡回しているイメージを持つことが最も大切であることを忘れてはなりません。 “地” の印では自分の源を探すアプローチを行い、 “水” の印で自分の源からエネルギーが流れ出て、“火” の印でそのエネルギーをパワーに変えます。そして “風” で自分自身と宇宙が一体化し、最後に “空” で自分自身の全てを知り尽くすイメージを持つようにしてください」
以上、 5つの印の説明を終えられた成瀬先生は、各グループごとに 地・水・火・風・空 の印を人数分×10回行うように指示を出されました。
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「それでは引き続き、各印を組み合わせたバリエーションの説明を行いたいと思います」
「“地” の印の際、両親指と小指で 2つの輪をつくると “地” の中に “水” が半分入った印となり、その2つの輪をつければ “火” が半分入った印が具現化します。次いで “火” の印に移り、親指と小指は不動のまま、親指と人差し指の腕を180度半回転させた後、各指を合わせ “空” を入れ込み、最終的にその親指と小指と人差し指を離しつつ、他の指はそのままで1つの輪をつくるのです。これら複数の印を組み合わせて作り上げたムドラーは、さらに自身を深い内面へと誘導する礎となってくれるはずです」
ここまで印についての基礎的な指導をされた成瀬先生は、あらたにゲームを行うことを提案されました。そのゲームとは 3人一組となり、その中の一人の後ろから残りの二人が何らかの印を組んで念を送り、それを後ろ向きの一人が当てるというものです。早速、成瀬先生の合図の下、会場でゲームが始まり、回答の結果に一喜一憂、あちらこちらで感嘆の声があがりました。
この他にも “ビンドュー行法” 【近くではモノとして認識できても遠ざかれば点に見えることから、黒点を一つ書いた白い紙を淡々と見つめて集中し、その先にある自意識の開放のために (この段階で、見つめている黒点が大きく見えたり小さく見えたり他の色彩の点に見える現象が起こります) 一つの点に自分の人生をこめて集中し捕らえる瞑想法。今回は全ての紙を集めてシャッフルし、ひとつの小さな黒点の形だけで自分の紙を探すプログラムもありました】 や “ナーハ行法” 【目と耳を閉じて宇宙の全ての音を聞き感じる瞑想法】 、“匂いの行法” 【 3人一組で花や食べ物、果物の匂いのイメージを発表し合い、最後に成瀬先生の用意されたイメージとも比較する瞑想法】 などが紹介され、それぞれにおいて懇切丁寧な実践指導が行われました。
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今回はレギュラー講座と比べて時間的にも内容的にも長丁場な講座となりましたが、主観的には時間の長さや内容の過不足を感じさせない、非常に充実した内容となりました。
そして、いよいよ終了予定時間も迫り、今回の 魂を磨く研修 の最後を締めくくるお話が成瀬先生から会場の皆さんに発せられました。
「ムードラとは何のために存在するのか、それは自らの五感を磨くためなのです。特に各指を 1本づつずらして合わせるムードラは強力です。指をずらすことにより体内エネルギーが全ての指にムラなく循環し、その帰結として全身をエネルギーと意識が巡ることとなりますし、ひいてはそれが人生を面白くするのです。ムードラ自体は早くてもゆっくりでも構いませんので、とにかくしっかりと指を組むようにしてください。
また、ムードラを行うには思考が介在するとダメになりますので何も考えず、閃きの行動を大切にしてください。それもやがてあなた方自身の血となり肉となってゆきますので、とにかくあなた方の持つその素晴らしい感性を研ぎ澄ますようにイメージをしてください」
「自身の内面を観察しなければ意味はありません。繰り返しになりますが、自身の内面を見つめ、己の持つ素晴らしい感性を磨き、是非普段の生活に瞑想を役立ててみてください」
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ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。
気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。
スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
それでは次回のホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を楽しみにしていて下さいね。楽しいこと、不思議なこと、そしてあなたの人生にちょっとしたエッセンスを加えることが出来ること請け合いです。 どうぞご期待下さい。
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【 特別付録 】
恒例となりました、成瀬先生の服装ワンポイントチェック!
今回の講座でも成瀬先生の服装にチェックすべきポイントを発見致しました。
↓ ココ
落ち着いた風合いを醸し出すグレーのシャツにキラリと光る小粋なボタン。実はコレ、ひとつひとつが手塗りされた1点モノのボタンなんですヨ。
オシャレ!







