上質人生大学

特別講座レポート

2006年3月その壱
舞い瞑想~in中崎公会堂~
成瀬 雅春 先生

 

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 今回の PBIバーチャルホロン大学公開講座レポートは、 「舞い瞑想 in 中崎公会堂(明石市)」 の模様をお届けいたします。


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  皆さんは 「舞い瞑想」 をご存知ですか。舞い瞑想とは文字通り 「舞いながら行う瞑想法」 のことですが、ここでいう舞いとは 舞踊、ダンス、舞踏、バレエ、気功等色々な身体表現の枠に当てはまらない大変ユニークなもので、言うなれば 「重力を無視したかのような動きをも伴うとても魅力的な舞い」 なのです。
 さぁ、今から未体験の世界、舞い瞑想にご案内いたしましょう。

 

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【 成瀬 雅春 (なるせ まさはる) 先生 】 

 ヨーガ行者、ヨーガ指導者。12歳頃に「即身成仏」願望が生じ、今日までハタ・ヨーガを中心に独自の修行を続けている。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベット、モンゴル、ブータンなどを数10回訪れている。 
  『サンデー毎日』(1983年5月1日号)のグラビアに「驚異の空中浮揚術」として8枚連続写真が掲載され一般に知られるようになった。 さらに『週刊文春』(1988年4月21日号)に「空中大浮揚」として地上1メートルを超える写真が掲載された。空中浮揚以外にもシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)や心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得している。 
  2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。アーカーシャ・ギリ(虚空行者)という修行名で毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。 
  成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。日本書経画協会理事長。


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0603_naruse_01.jpg 「舞い瞑想の世界をご理解していただくために、まずは目を閉じてください」 と、成瀬先生が参加者の皆さんに視界を遮断するために誘導されました。

 「瞑想というものは、自分自身に対する疑問を解決し、己を最大限に理解するための作業であります。そして瞑想することによって自分が存在していることを確認し、且つ理解できるのです」
  
「生きている限り己は動き続けます。なぜならあらゆるものが分子、原子レベルで激しく動いているからです。そこで、その動きの根源を知り、激しい動きを捕らえることが自分自身を知るひとつの手がかりとなるのです。
  舞い瞑想の狙いはまさにそこ
で、瞑想状態で心をピュアにし、自分の根源にある動き(=命)とは何かを感じ、身体に伝え表現してゆく…。そのプロセスが結果、舞いにつながってゆくのです」

 

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 「無になる必要性を知らなければ無にはなれません。すなわち雑念があるからこそ無があるのです。初めから無であれば無になる必要性などありません。ピュア状態の魂の高さは雑念が多ければ多いほど実感することができるでしょう。それには 1つの方法よりたくさんの方法があった方が良いのです。

 

  舞いの最中は指先ひとつの動きが違っても気付きが変化します。良い身体の動きは良い道具を使いこなすことと同じなのです」

 「自分自身の舞いに酔ってはいけません。良い舞いを行っている自分を見つめ、その動きの本質を知らねばなりません。そのためには常に自分の身体全てを意識のコントロール下に置く必要があります」

 このように成瀬先生は、舞い瞑想の基本概念を丁寧に解説してくださいました。


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0603_naruse_03.jpg 今回の講義舞台となった 「中崎公会堂」 とは 明治44年、 明石市に 建てられ、こけら落としに夏目漱石が招かれて講演したという由緒ある市立和風建造物で、外観は見事な入母屋造りの唐破風や千鳥破風の四方屋根を有し、内装は板張り床のレトロな雰囲気を醸し出すちょっとステキな会場です。

  その凛とした歴史ある場内で、成瀬先生はゆっくりとした舞い立ちを披露してくださいました。

 

 「自分が安定するように立った後、上体を揺らして両足にどれだけの可動域があるかを確認します。次いで右ひざを曲げ左ひざも曲げます。そして右ひざを戻します…。このように言葉と身体の動きの違いを具体的に確認し、同時に自身の細かい動きも整理してみましょう」

 このようにおっしゃった成瀬先生は参加者にポーズをとるように指導されます。

 

0603_naruse_04.jpg 「ひざを落とす動作で、どこの関節がどのように動いているかを確認してください。それができたなら、次は 「体ロック」 を行います。これは上体を固定させた上で身体の重心線をずらす、ずらさないのそれぞれの動きでひざを落とす方法です。

 

  それでは5人ずつのグループに分かれて各自、動きを確認してください」

 成瀬先生の実演では簡単そうに見えるこれらの動きも実際に体験してみると、ひざから頭までを固定して動くことの難しさに戸惑ってしまいます。

 「次は踵(かかと)を上げて同じ動作を行ってみましょう。できましたか?では一旦身体をニュートラルに戻してください。

 

0603_naruse_05.jpg それでは次の段階として連続動作における基本ポーズを指導いたします。まず、上体を固定したままで腰を右に回してください。次いでウエストを右に、続けて肩を右に、そして首を右に、最後に左ひざを右に捻ります。あくまでも意識した箇所以外は固定したままですよ。 では元に戻してゆきましょう。まず左ひざを戻します。次いで首、肩、ウエストと戻し、最後に腰を戻します。

 

  今ので身体の動きと意識を分離させてバラバラに動かしてみた訳ですがいかがでしょうか。動かすべき箇所以外は固定させているので 1つ1つの動きが分離していたハズです。このような動きを体験すると、自分自身の身体に動かすことのできない筋肉が存在することに気づき驚いてしまいます。更に自分自身の軸のぶれにも気づけるハズです」

 「(足の)親指の付け根を軸にして右に 180度回転してください。更につま先が270度まで行くように回転を続けてから右ひざの重心をずらします。ここで上半身を体ロックし、そのままの状態で身体の前の空(宙)を切るように両手を2回転させます。これで瞑想ポーズの1つが出来上がります。
  只好きなように舞ってもらっても結構なのですが、より高いレベルを目指すには自分の身体の動きと限界と能力を知らなければダメですね」


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0603_naruse_06.jpg ここで一息ついた成瀬先生は参加者をその場に座らせました。

 「では、両目を閉じて一息ついてから、まぶたを同時・均等に開けてみてください。その際、まぶたの境界線を見据えながらゆっくりと開け閉めしてみてください」 で、言われた通りにやってみるとこれが意外に難しい!両目を開くタイミングがどうしても微妙にずれるので、なかなか同時には動かせないのです。

 「腕を伸ばして親指をセンターに置いてください。そして片目づつ見て指が動かないように見える方が利き目となります。
  次に遠くの柱を見ながら指を前に回してみます。すると 180度付近で指が見え始め、その後正面30度付近でようやく視界に入ってくるでしょう。普段は当たり前に思っている 「見る」 という動作一つとっても、注意深く観察してみると色々な気づきがあるものです」

 

0603_naruse_07.jpg 「ではここで、自分の中で理解できた範囲で構いませんので音楽に合わせて動いてみましょう。その際ランダムに音楽を止めますので、音が止まったら身体の動きも完全に止めてみてください」 と話された成瀬先生は5人1組のチームを編成すると、各一人づつに舞い踊るように指示を出し、音楽を鳴らした上で参加者全員に舞い瞑想を体験させたのでした。

 

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 最後に成瀬先生はこのようなお話をしてくださいました。

 

0603_naruse_08.jpg 「舞い瞑想時における私の内面は、高度に集中した上での瞑想状態にあります。と、同時に、あくまでも舞いである以上その瞬間、瞬間を気持ちよく動けなければ何も気づけず、また周囲へも伝えも生み出せません。説得力のない舞いを踊ったときを振り返ると、自身の内面における集中力が途切れていたな、といつも実感いたします。

 

  そういった意味でも、良い舞いは良い瞑想に直結していると思いますね」

 

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 会う人にやさしさと厳しさ、さらに気さくさをも感じさせるのは、常に厳しい修行を行われてきた成瀬先生ならではの魅力です。

 ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「バーチャルホロン大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。
  気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。
  スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
  それでは次回のホロンPBI主催の「バーチャルホロン大学公開講座」を楽しみにしていて下さいね。楽しいこと、不思議なこと、そしてあなたの人生にちょっとしたエッセンスを加えることが出来ること請け合いです。 どうぞご期待下さい。

 

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 特別付録 】 

  恒例となって参りました、成瀬先生の服装ワンポイントチェック!

 今回の講座でも成瀬先生の服装にチェックすべきポイントを発見致しました。

 ココ 

0603_naruse_09.jpgシックなブラックのシャツの袖口にキラリとひかるかわいいボタン。よく見るとコレ、薔薇をデザインしたボタンなんです。

 オシャレ!


 

 

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