上質人生大学

特別講座レポート

2003年8月
マジックでコミュニケーション
アーラ・不思議 先生

 

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 皆さん、こんにちわ。今回のPBIバーチャルホロン大学公開講座レポートは、8月07日(木曜日)に行われた「マジックでコミュニケーション」の模様をお届けいたします。

happa.jpg ところで皆さんは、普段からマジックなどというものにどの程度親しんでおられますか?おそらく、たまにテレビ放映されるマジックショー番組なるものを目にするのが関の山ではないでしょうか…もっとも、身近になかなかマジシャンなんて見かけませんし、当然といえば当然ですよね。

 しかぁし!今回のPBIバーチャルホロン大学公開講座はそんなあなたの常識を打ち破ってしまいます(笑)!なんと言っても「普段のコミュニケーションにマジックをバリバリ使っちゃいましょう~」ですからね、そこのあなた!しかもマンツーマンでマジックの個別指導があったりして、なんてクラクラするほど素敵な2時間だった事でしょう~フフフ…

 では当日ご参加される事のなかったあなたの為に、本講座の内容をそっとお教えする事に致しましょう…しっかりと聞き耳を立てて下さいね~(^^)

happa.jpg0308_fushigi_1.JPG 少し早めに会場入りされた蝶ネクタイ姿の一人の紳士…この男性こそ今回の講座を担当して頂く「アーラ不思議」先生その人です。それにしてもなんて洒落っ気一杯なネーミングなんでしょう(笑)

 もっとも、このありそうでなさそうな不思議な名前を、たった10分後には感嘆の声として口に出してしまうなんて、この時の私には全く想像も出来ませんでしたがね…

 「こんにちは。時間が来ましたので早速始める事に致しましょう…」

 アーラ不思議先生は開始時間を壁の時計で確認すると講座を始められました。
 「最初に不思議をチラッと見せると、相手は素直に話しを聞いてくれるものなんです」と言いながらサッと10円玉を取り出されたアーラ不思議先生。参加者にその10円玉を渡し「サインを書き込むように」と指示されました。
 「さて、この10円玉には間違いなくサインが書かれていますね」と皆にその書き込まれたサインを見せ、確認させるとスッと手を動かしました。
  ほんの一瞬の出来事です…掌にあった10円玉が消えてなくなり、代わりに赤いプラスチックのケースが出てきました。直径10cm程の大きさで縦横に輪ゴムがかけられ厳重に密閉されています。

 「このケースを開けてみてください」
  アーラ不思議先生は別の方にその赤いケースを手渡されました。硬くかけられた輪ゴムを外すと中から同じ様に硬く輪ゴムをかけられた一回り小さな赤いケースが表れ、そのケースの輪ゴムも外すと更に輪ゴムで口を縛られた小さな白い袋が…
 「まさか…」と誰もが思った瞬間、皆の心中を見透かすかのようにその白い袋の中から先程サインをした10円玉が転がり出て来たのです…目の前で見せられた見事なマジックに思わず「アーラ不思議…」と口走る我々でした(笑)

happa.jpg0308_fushigi_2.JPG 次にアーラ不思議先生はトランプを取り出し、参加者に一枚選ばせてカードの数字を確認させました。そしてそのカードをビリビリに破き、一つの破片を参加者に手渡した上で残りの破片を燃やしてしまうという暴挙に出ました。  「えっ…」っと驚く間もなくアーラ不思議先生は、手馴れた手つきで胸から一編の破れたカードを取り出し、あらかじめ参加者に手渡しておいたカードの破片と胸から取り出した手元のカードとを繋ぎ合わせたのでした。

 「アーラ不思議(!)」破片とカードはピタリと一致し、目前でビリビリに破き、燃やされたハズのカードが数字・マーク共に寸分違わず復元されてしまいました…。

happa.jpg 「本日は幾つかのマジックのタネあかしを行います。しかし、プロの方が行っているマジックのタネあかしは致しません。その方々の生活がかかっていますからね」と真摯に説明されるアーラ不思議先生。マジシャンの心得も説明してくださいます。

 「ここに図形があります。この図形を一筆描きで描く事が出来ますか?」

 ホワイトボードに描き付けられたある図形を前に、それぞれ頭をひねる参加者の皆さん…しかし、どれ程知恵を絞ってみても、この図形を一筆描きで描き上げる事は出来ません。

 「そうですね。この図形を一筆描きで描く事は不可能ですね。しかし、上部にこのような線を描き足すと一筆描きで表わす事が出来ます。つまり「無理だ…」と考えた先に何かを足す心を持つことで不可能を可能にすることが出来るのです。
  つまり「出来ない…」で終わるのではなく「どうしたら出来るのか」の発想こそが大切なのです!マジックには必ずタネがあります。物理の法則に逆らった変化を起す事など出来ません。
  一見「無理だ…」と思われるような現象も、必死になって考え抜くことによって演じ上げることが出来るのです!」

 力強い言葉が泉のように湧き上がります。

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 「マジックの目的とは何でしょう。人によって定義は違うのでしょうが、ここでは「他人との接触における潤滑油である」と考えて頂きたいと思います。

  マジックそのものを「目的」とするのはプロ。素人はマジックを「目的」ではなく「手段」として使うのです。つまり他人とのコミュニケーション材料として使うことにより人生をもっと豊かに充実させる事が出来るのです。
  コミュニケーションは参加するだけではダメです。その場で何かが起こり、そして分かり合う事により本物のコミュニケーションが生まれます。
  例え演じたマジックに失敗しても構いません。その失敗により場が和み、お互いの心の距離が近づけば、それは「(コミュニケーションの)手段としてのマジックの大成功」なのですから…」

 ここまでのお話を聞かせて頂いたその瞬間、自分にとって今まで無縁だった「マジック」というものが身近に感じる不思議な気分になりました。

happa.jpg さて、マジックをコミュニケーションの手段に使おうにも、実際にマジックの一つも出来なければどうしようもありません。そこでアーラ不思議先生が会場の皆さんにマジックの手ほどきをして下さいました。

 ① 手のひらに握った10円玉が一瞬で消え去るマジック
 ② 小さく硬く丸めたティッシュが紙コップを突き抜けるマジック
 ③ 手首に硬く結んだタオルが一瞬で解け去るマジック
 ④ 好きな数字を思い浮かべて「ある計算」をしてもらい、その答えをあてるマジック など

 どれも初心者が行える簡単なマジックなのですが、やはり手馴れた指さばきのアーラ不思議先生が行うと本当に奇跡が起こったように見えるから不思議です(笑)。
 参加者の皆さんは教えて頂いたマジックを覚えようと慣れない手つきで懸命に練習をしました。何度も失敗し、その失敗の数だけ練習を繰り返しました。すると知らず知らずの内に参加者の間で暖かいコミュニケーションが生まれ始めたのです。

 まさに「マジックでコミュニケーション」が具現化した瞬間でした!

happa.jpg 「自信を持つことの重要性を痛感した出来事がありました」

 一通りの説明を終えたアーラ不思議先生は再度話し始めました。
 「ある時、今まで練習したことのないマジックを舞台で演じなければならなくなりました。直前にイメージトレーニングを行い、いざ舞台に出てみるとどうでしょう。
  自分では舞台の真ん中に立っていたつもりが、実際には舞台の端っこに立ち、マジックを演じてしまっていたのです。つまり自分自身に自信も余裕も持てなかった結果ですね。
  堂々と演じる事はとても大切です。その為にはしっかりと練習するだけでなく、人前で演じてきた回数も大きくものを言います。

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 「教えられた通りに演じるのではなく、マジックを自分で考えアレンジせねばなりません。ここでも常に考え、工夫する力が大切になりますね」

 「内向的な性格の人は練習を一生懸命行いますが、舞台ではテンションが下がる傾向にあります。半面、外向的な人は舞台で見栄えする事が多いようですね」

 そして最後にこのような話をして下さいました。

 「大人は常識で懲り固まっているので騙し易いですね。つまり、常識ある大人ほど「そんなハズはない!」と思い込み、その先を考える事が出来ません。
  反面、頭の柔らかい子供たちを騙す事は非常に難しく、時には緊張感さえ漂います。
  何故なら子供たちは目の前で起こった出来事をありのままに受け止めて「何故?何故?」と考え抜き、観察するからなのです。時には、演じているこちらの手の内を読んでしまうことも辞さない、やっかいな強敵なのです(笑)
  ですから意外に思われるかもしれませんが、子供会などで行う地味なマジックの方が、大きな舞台での派手なマジック等よりも何倍も難しく感じてしまうモノなのですよ(笑)」

happa.jpg ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「 上質人生大学公開講座 」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。

 気軽な雰囲気の中で本当に気持ちの良い「体験」や「知識」に触れ合うチャンスなんてそうそうあるものではないですよね。これを機会に好奇心一杯の気持ちを鞄に詰めて、会場まで足をお運び頂ければ幸いと存じます。

 スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 それでは次回のホロンPBI主催の「 上質人生大学公開講座 」を楽しみにしていて下さいね。楽しいこと、不思議なこと、そしてあなたの人生にちょっとしたエッセンスを加えることが出来ること請け合いです。 どうぞご期待下さい。

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