特別講座レポート

2012年6月
播磨陰陽師講座 / ~ テクノドリーマー養成講座・Part2 ~
尾畑 雁多(おばた かりんど)先生

尾畑 雁多(おばた かりんど) 先生

1960年、赤穂浪士の子孫としてこの世に生をうける。

先祖代々、赤穂武士の間に伝わっていた古式陰陽道を伝承する播磨陰陽師の末裔として、幼い頃より様々な霊体験を通して、一子相伝の秘術を習得する。古式陰陽道の伝承は、歴史的に「謎の集団」として知られる播磨陰陽師たちのもつ呪術・霊術から武術・戦略や武家の風習にいたるまでの多岐にわたるが、特に当家の伝承は、古くは物部の祭祀に起因する夢操り・夢伝え等の、独特な夢の世界に関する伝承と、その世界から現実に影響を与え変更すると伝わるノウハウを有する。

 

 

 

 

「皆様にご好評を頂いておりました 「夢の構造」 シリーズは、「テクノドリーマー養成講座」 として新たな展開を図っております。新シリーズのテーマは “夢を活用することで皆さんの能力を進化させ、効率よく夢を実現できるようになること” です」

講座冒頭に尾畑先生がバージョン・アップされた新講座への意気込みを、会場の皆さんに話されました。

 

「今回は夢の活用技法の基本 「夢解き」 についてご説明します。夢解きとは夢の意味を知る技法で、これを理解すれば夢を自分の未来に役立て、無用な不安を取り除くことができるようになるでしょう」

 

「夢解き技法を操るには記憶の構造を知る必要があります。夢は必ずストーリー仕立てになっており、そのおかげで人間は夢を記憶することができるのです」

 

「見た夢を良夢とするか悪夢とするかの判断は人によりますが、大まかには 「別離系」~誰かと別れる、葬式に出る、「事故系」~高所から落ちる、「失敗系」~仕事で失敗する、「苦痛系」~歯痛や怪我などで痛みを感じる、「喪失系」~モノや仕事をなくす、さらに比較的高確率で発生するのが目的地にたどり着けない夢などが悪夢と分類されていいでしょう。

尚、今回お渡ししたテキストには夢を分析するための各系統・解析チャートを付属しておりますので、悪夢と感じられる夢をみられた際は一度チャートの質問事項に従って夢解きと分析を行ってみてください」

 

 

 

 

「人間は3,5,7の節目に過去や未来の出来事を思い出せるようになっています。「未来を思い出す」 とは変な言い回しですが、記憶の中では未来の出来事もすでに記録されているのです。これを意識的、もしくは夢として思い出す仕組みになっている、と理解してください。

練習として3日前、5日前、7日前、そして1ヶ月前、3ヶ月前のことを思い出し、その当時の自分が辛かったことを今のあなたが励まし応援してあげてください。すると今度は未来の自分が今の自分を励ましてくれるようになります。

この過去から未来が繋がっている感覚を実感できれば、夢の中でも同じような体験ができるようになるでしょう」

 

 

 

 

「記憶には頭の記憶と身体の記憶があります。頭の記憶は定着しにくいのですが、身体に残された記憶は深く刻み込まれるものです。

かつての侍は刀を振るために現代人とは違う形で腕やふくらはぎの筋肉が発達しました。身体の使い方が違えば体験し得る状況が変わり、体験から得られる記憶も違ってきます。その結果、考え方が変わり、生き方そのものが現代人とは違ってくるのです。例えば、顔の筋肉には笑顔や悲しい表情の回数によって心の動きが表情筋に記憶されていくでしょう。

つまり心は身体の影響下にあり、身体も心の影響下にあるのです。ですから心から出る霊力やある種の能力も等しく身体の影響下にあるといえるのです」

 

「人間の心は体験を五感に刻み、頭や身体に記憶します。しかし記憶とは正確な記録ではなく、美化されたストーリーで記憶されたり、悪い内容に変更されてから記憶されます。人の記憶はストーリーをつくるために必要なキーワードとそれに関連した五感や印象でつくられているといえるでしょう」

 

 

 

 

「美しい言葉が美しい心をつくります。ここでいう美しさとは 「無駄のない言葉」 であり 「無駄のない美しい動き」 と共同して私たちの内面に美しい心をつくり上げてくれています。美しい言葉や美しい動きは良き未来のための幸福な種となるのです」

 

「御伽草子(おとぎぞうし)という室町時代から江戸時代にかけて成立した短編集がありますが、その中に皆さんもよくご存知の浦島太郎の物語が含まれています。この物語の竜宮城の件(くだり)に四方の蔵(よものくら)という記載があります。

これは春夏秋冬を収めた4つの蔵のことで、かつて丹後の国にいた陰陽師集団の秘術を指しています。この術は 「不老長寿」 と 「縁結び」に関するものなので、浦島太郎は不老長寿であると共に縁結びの神様でもある、とされ、丹後の国の浦島神社に現在も祭られているのです。

ちなみに御伽草子では浦島太郎の最後は、鶴になり亀と結ばれて天に昇ってゆくとされています。

古語全般にいえることですが、四方の蔵の件も大変美しい言葉で構成されています。今回お渡ししたテキストには読み易いように仮名遣いのみ現代風に書き換え、しかし読み音は変えずに記載しておりますので、あとで声に出して読み上げるようにしてください」

 

「播磨陰陽道では大切なことは古語で表しますが、夢の中の情報も古語でもたらされることが多い為、上記の四方の蔵を読むなどして少しずつ古語に慣れておくことをお薦めします」

 

 

 

 

ここまで夢解きについて多彩な説明をされた尾畑先生は、最後に具体的な技法についても述べられました。

「夢を分析するなら、まずは夢日記(ボイスレコーダー等、音声データとして一旦記録し、後ほど文章に起こすと簡単です)をつけてください。すると記憶が活性化し始めますので、簡単なもので良いですから一年以上つけるようにしてください。読み返せば季節ごとに同じ類の夢を見るなど、夢の傾向(=こよみに準じることが多いと思われます)を発見できるかと思います。これにより日々を知り、未来を予測できるきっかけを得られるようになるでしょう」

 

「次にできるだけ古語に慣れ親しんでください。とはいえ古語は現代語とは違いますので最初は文面をイメージしづらいかと思います。ですから次に述べる 「心象技法(しんしょうぎほう)」 によってイメージの活性化訓練を行ってみてください。

●対象物を目で確認し、目を閉じて心の中でそれを取ってください。

●ゴミをゴミ箱に投げ入れるイメージをした後、実際に投げ入れてください。

●エレベーターに乗る際、ドアが開くイメージを思い浮かべてから、上下のボタンを押してください。

要はイメージ通りに身体をコントロールする、ということです。身体を自在にコントロールできれば脳も必要に応じたコントロールができるようになりますので、まずは思い浮かべた通りに身体を動かせるように練習してください」

 

「夢を含めた全ての記憶は自身の貴重な資産です。ひとつひとつの記憶を大切に記録し、未来の自分に役立てるようにしてください」

 

以上で説明を終えられた尾畑先生は、お祓いによって今回の講座を締めくくられました。

 

 

 

 

ホロンPBIでは忙しい毎日の中では中々感じることの出来ないような「感動」や「体験」を皆様に味わっていただけるよう、各界のさまざまな先生のお話をホロンPBI主催の「上質人生大学公開講座」を中心に今後も充実したラインナップで展開してゆきたいと考えております。

 

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