上質人生大学

定例講座

楽しい俳句
~俳句を始めてみませんか?~

過去の俳句会報告 <第十一回~第二十回>

→過去の俳句会報告 第一回~第十回   →戻る


◆ 第二十回 <初めての俳句>報告 ◆

 師走に入りあわただしい日々の中ちょっと、ほっこりする時間空間を楽しみました。今月の「おやつ」は長野とれたてりんご、門司港名物「塩クリームケーキ」とリッチなチョコレート!食べるのに忙しく俳句がどうなるかと思いきや、最近の旨先のレベルがぐぐっとよってきているのに講師もニッコリでした。12月5日、12月6日と連日「毎日新聞」の一面に載った講師の俳句について話を聞いたり楽しい時間となりました。
  来年1月はお休みで、次回は2月1日(月)です。テーマは「雪一切」です。お楽しみに!

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

木枯の地下鉄へ吹き降ろし来る
歳晩の引きもきらぬ灯四車線

----------------------------

  ちゃんちゃんこ親子二代で世話になる 康子
雪吊を見るたび想ふ我が故郷
ぴんと張る空気にせかれ雪囲
かじかむ手ほんわか包む白き息   

  つくばいに落とす水音障子越し 岩恵
  マフラーをふたり一緒にまいてゐる
ご馳走に出番まはらずみそかそば

○幕が開くマスクの会場演奏会 佐恵
  我身ふと落葉に重ねみてをりぬ
○敷き詰める落葉の向かうは癒しの湯   
 

  マスク下伺ひ知れず言葉迷ふ KEN
マスク掛け失うてゐる季節感
○左右からマスクの大群押し寄せる

  マスクにも流行あるやさまざまに 京子

  新しいコートで寒さ忘れさう 良子

○ネオン映ゆ銀杏落葉の御堂筋 YOKO
○入り込む落葉扉の開くたび
◎落葉踏む一足ごとのやわらかさ
ビルの中まで何時の間に落葉して 



◆ 第十九回 <初めての俳句>報告 ◆

 一気に寒さが増して紅葉が美しくなってきたこの頃ですね。暮れるのが早くなると夜の時間の楽しみが大切になってきます。
さて、来月12月は、俳句カレンダーのプレゼントがありますので、初めての方も是非楽しみにいらしてください。

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

抱いて来し老犬と坐し秋惜む
人の世の縁大事に秋惜む

----------------------------

  髙塀に絵の具光りに蔦紅葉 京子 

  秋惜しむ句会に集ふ人の縁 愛子
○光さし色めき立ちぬ夕紅葉
境内に並ぶ菊花をながめゆく

  集りて一句たしなむ文化の日 KEN
落葉散る故人想ひ会話かな
心洗はれる句会や冬はじめ 

  惜しむ日々昨日小春日今日冬日 恵子
久々に新米を持ち兄来たり
客迎ふ演出落葉舞ふ玄関
  立ち昇る稲刈りし田の煙かな   

○影はなく匂ひ現る銀杏の実 加代子
真夜中に聞こえて来たる初時雨


◆ 第十八回 <初めての俳句>報告 ◆

 10月の俳句会は、宮古島ダイビングのお土産の「ドラゴンフルーツ」と「マンゴーちんすこう」のおやつをほおばり「秋の小鳥」をテーマに秋らしい俳句を作りました。今回初めて参加のS谷氏もデビュー作とは思えぬ力で、これからが楽しみです。なお、腰痛体操は次回に延期となりましたので、11月をお楽しみに!!
11月は2日(月)の夜7時スタートです。テーマは「秋惜しむ・秋惜」その他です。初めての方もぜひいらしてください。

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

夜学子にドラゴンフルーツ切りわけて
啄木鳥の励めとばかり幹叩く

----------------------------

  小鳥たち選んでゐるの見晴らしを S谷

  日の出前むらさきに染むうろこ雲 恵子
○秋の川墨絵のごとくさぎ一羽
電線で何を語るか秋の鳥
稲穂食み飛び立つ雀群れなして

  我が歩み止め茜色秋の暮 かよ子
  しずく追ふ傘の中まで秋の雨
秋の空雲の織りなす展覧会
やや寒く薄き布団を肩へひく 

 菊の香に和み心をとりもどし 愛子
○夕空に影絵のごとしむくの群

○大役を果たせし朝や天高し 葉子
遅れゐる飛行機を待つ夜寒かな
○御堂筋落ち始めたる銀杏の実
◎鳥渡る自由自在の布陣かな


◆ 第十七回 <初めての俳句>報告 ◆

 今月は、お土産のお菓子を頂いた上、スタッフ越智がU海氏ご結婚披露パーティーの席でゲームに優勝して頂いた賞品の梨を振舞ってくれたので賑やかな食卓・・・いやいや句会になりました。
今月のテーマは「夜学」口いっぱいにほおばるだけでなく、言葉の意味や使い方を沢山学べた、まさに夜の学びの句会でした。
さて、来月10月のテーマは「小鳥」です。渡り鳥や庭の小鳥、色彩の美しい鳥のシーズンに入りますので、いろいろ観察してみてください。そして!!大人気の先生直伝の「腰痛体操」をご要望に答えて10月の句会の時に実習します。こちらもぜひお楽しみに。

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

突然に夜学の部屋の鳩時計
雑学も時に加へて夜学の師

----------------------------


  田の案山子時代を映し様変はり 恵子(岩)
◎桜庭に歓声浅るうろこ雲
○若き日を友と語らう濁り酒

  こほろぎの静かに動く日暮れかな 朋子
○月見上げふと立ち止まる帰り道
裾分けの幸せ広がる梨の味 

○朝露に光る稲穂の散歩道 恵子(佐)
  蓮地に二羽の白鷺舞ひ降りる

 梨食べて広がる味と思ひ出と 良子
九月来てここまでの年振り返る
会社出てふと見上げたる鰯雲
いつもより高く明るい月の夜

○水葉子を夜食代はりに配られし YOKO
  秋灯下心あらたな句座となる
それぞれに菓子も持ち寄り夜学かな
ゆるやかに風を送りぬ秋団扇


◆ 第十六回 <初めての俳句>報告 ◆

 8月の俳句会は、花火・西瓜の季題で始まりましたが、初めての俳句にトライしたメンバーですが、成長度合がすばらしく先生もびっくりの楽しい会となりました。
また、今回は齢八十才を迎えんとする先生の元気の秘訣スペシャル「腰痛体操」を実演実習しました。なんと全員が先生についていけずダウン!見習うところ有りすぎの先生でした。
さて、次回は9月7日です。季題は夜学と虫一切(いろんな虫か虫の音など)ですのでぜひいらして下さい。

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

手花火を打ち囲みゐる膝小僧

----------------------------


  西瓜食べ田舎の畑思ひ出す 恵子
浴衣着て川辺に集ひ花火待つ
○鳴く蝉の数を数へし欅の木
雨上がり音の方向揚花火

  目を凝らす蝉螂生きる時を知り KEN
耳澄ます花火の舞に胸躍る
思ひ出す海辺に響く西瓜割

  娘らの祭浴衣のつぎつぎに ゆか

  道路わきカンナの赤の目に痛く 愛子
手花火を持つ手に力赤い玉
買ひ物に祖母の記憶と盆仕度
子等集ひ大玉西瓜切り分けて

◎揚花火音だけならば一等席 ゆり
新妻の西瓜選びは糖度のみ

  若き日は夕立にさへ胸騒ぐ けい子(岩)

  火の粉降る大爆音や揚花火 YOKO
○揚花火砕け散りたる海の上
○音少し遅れて来たる遠花火
○煌めきし彩打ち変はる揚花火


◆ 第十五回 <初めての俳句>報告 ◆

七夕イブの7月6日の夜の俳句会は七夕笹に願い事を記した短冊を吊るす事から始まりました。
今回の七夕は満月と重なり、願い事が叶いやすいという事で一同はり切って願い事を吊るしました。
さて、来月は8月3日夏まっさかりですね!この日はぜひ浴衣で集まりたいなぁと話をしています。
初めての方も是非どうぞいらして下さいね。


<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

着けばすぐ願いの糸を結べとて
七夕や昔も今も同じ唄

----------------------------


○けむし出て暑さひっこむ散歩道 朋子
  わくわくと夢を願ひの糸に書く
  夕立と聞いて単衣を片付けし

○星迎秘めたる想い短冊に ゆり 
  星祭目立たぬやうに書く心

  天の川ふる里流れる川の名も 恵子(岩)
  星合は愛長続きの秘策とも

○虫つきてレースのごときぶだラの葉 恵子(佐)
  七夕や退院できる日の間近か
  梅雨空に日傘雨傘迷いけり
  バスを待つ燃えゆる西日の停留所

  浴衣会帯を結ぶはそれぞれに 愛子
  星迎都会の夜の俳句会

  笹をみて子供にかへる七夕や 弥生 

  さがせども声ばかりなり雨蛙
夏茱萸のざらつくしぶさなつかしく 愛子

  天神祭稽古囃子の始まりし 加代子
  欲張りて書きし七夕色紙かな
  初蝉の声に目覚まし日曜日

◎はからずも織女ばかりの俳句かな 葉子
○七夕の願ひの重さ竹撓う
  叶へたき事満月の星祭
  席に着き七夕紙に願ひ事

◆ 第十四回 <初めての俳句>報告 ◆

 水無月に入り汗ばむ頃になってきました。俳句に親しむことで完成が自然に磨かれてゆくことは、日常の暮らしの中で今まで発見してこなかった季節の移ろいに気付く瞬間に自覚するのかもしれません。
  次回は七夕ですよ!七夕笹へ願い事を吊るしにいらしてください。
(ちなみに金蔵院の昨年の七夕の願い事は叶いましたよ)

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

単衣着て懐中時計おもむろに

緑蔭に寄せ検問の係官


----------------------------


○水無月のはじまり誘ふ句会かな KEN

  直弼の屋敷に出でし大百足虫 
○客人の様子うかがふ葭戸越し 恵子(岩)

  単衣着て見る目
涼しい俳句会 
  魚田や赤い魂そこやここ
  青空に負けぬ紫陽花色冴えて 恵子(佐)

  茂るまま茂れる中の露天風呂 
○緑行く列車の先の合宿所
  緑蔭にある静けさの中ノ島
○読書子もパソコンの子も緑蔭に 葉子

  梅雨前に買っておきたい長靴を 
  緑蔭に誘はれつひに大の字に
  ベランダで採れたる苺朝ご飯
  かたばみを大事に育てて鉢いっぱい 良子

  日をうけて万緑の山ひときはに 
  さがせども声ばかりなり雨蛙
夏茱萸のざらつくしぶさなつかしく 愛子

  温泉と緑につかり息を吐く 
  彩の中に極立つ庭若葉 康子

◆ 第十三回 <初めての俳句>報告 ◆

第十三回初めての俳句会は、4月の第一週の、ちょうど桜が満開の日に行われました。
初めてご参加の方が2名おられ(母娘お二人でのご参加でした)、緊張をされながらも俳句を作られる姿が印象的でした。

<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

春宵や身について来し妊婦服

春の夜の初挑戦の俳句会

----------------------------


○ほの白き夜桜の下手を引かれ
○スカーフを巻きなおし行く春の朝
 花曇おろした靴の気がかりな

 雪やなぎはかなき花のこぼれたる 愛子

○カメラにはおさまりきらぬ花の道
○喜寿にして句会に座する春の宵
  寄りそひて歩く二人に春の月   末子

◎昨日より枝垂れて見ゆる雪柳
 春眠や目覚し時計いつ止めし
 春昼やほほに風受け眠くなる 加代子

○疲れ目にそっと優しい花の色
  春の風邪薬に代はる甘い飴
  花満開私の春も早く来い   康子

○待ちわびる剪定後の葡萄の芽 
  サボテンのつぼみつけたり春の窓
  人を待つ間に春風の一句得し    恵子

  スイートピーの香に包まれて温かく 
  実となる日数へて見やる花苺   良子

○春限定銘菓の誘ひ多きこと
  足腰を冷やさぬやうに花の夜を
  西の窓にて猫ころり春夕     敦子  

  永き日の帰り支度のまだ明かし  義行  


◆ 第十二回 <初めての俳句>報告 ◆

第十二回初めての俳句会は、桃の節句の前日に行われました。
豆雛を飾り、ひなあられや白酒の代わりの甘酒をいただき、春寒の中、温まりながらの春の句会となりました。

puraku_pict01


<作品紹介>

------------------------------
選者 千原 叡子

思ひきやリーダー春の風邪と言ふ

春寒に負けず集ひて夜の句会

----------------------------

  ぽりぽりといつも食べたい雛あられ 良子

  雲雀鳴く駅につながる田んぼ道
  土塀より覗く木蓮春を待つ
  杉花粉今年も来たり物干に 恵子

  さくさくとうまそうな音雛あられ
  ひなあられ男の子の客のわしづかみ
  サクサクと春の足音ひなあられ
  白酒に桃色の花浮かびけり 義行

○春泥をよけし靴跡道つくる
  道迷ひ香りの目印沈丁花
  たんぽぽと共に応援草野球
  蓬かと祖母に確かめつつ摘みぬ 友子

○安定期蒜の香も良くなりて
  重い荷は夫に委ねて大掃除
  花種蒔く頃に胎児の踊りだす
  憧れて手のとどかざる雛人形 敦子

○ひなあられ昔も今も笑顔よぶ
○ひな檀に時の流れを想ひつつ
  白酒をのんだつもりで甘酒を KEN

○急ぎ足止めるは青き犬ふぐり
  盆梅展屋台うどんも楽しみに
  ひなあられ選んで食べる癖抜けず 加代子

◎老木の生命(いのち)はなやぐ薄紅梅
○豆雛をならべ直してまたながめ 愛子

◆ 第十一回 09/2/2 <初めての俳句>報告 ◆

第十一回ホロンPBIの句会は、節分の前日に行われました。
プレ節分ということで、巻寿司や煎豆を頂きながらの二〇〇九年初めての句会となりました。
今回初参加という方が三人いらっしゃっいましたが、初めてとは思えぬ出来栄えで、皆それぞれに楽しむことができました。
また、和服姿のレディもいて、和の雰囲気ながらモダンなリラックスした時間となりました。
次回はお雛様にちなんでの句会です。初めての方も是非いらしてください。


<作品紹介>

----------------------------

選者 千原叡子

紙の面顔より小さく鬼やらひ

悪阻治まりてけろりと春を待つ

-----------------------------

 春と知る緋寒桜の便りかな
 初午に誘はれ遊ぶ屋台かな
 節分の鰯さかなに飲むワイン   朋子

 ささなきに我が身うつして精進す
 ふりむけばじっと見てゐる藪椿
 ぜんまいを摘んでは母にかけ寄りぬ けいこ

○盆梅展準備のすすむ天神さん
 浅春の又着重ねて空を見る
 豆撒の大豆煎ろうと山と盛り
 新入生着物借りもし針供養   由香

 カメラ手に宝恵籠行列追ひかけて
 早起きを決めた筈だが寝正月   加代子

○恋猫に寄られて照れる夫かな
○胎の児に春の句聞かせ教育す   敦子

○年の豆数へてやめて一つかみ
 寒くとも日差しは春の近きこと   ともこ

○節分に若がへりたい豆の数
○豆まきで日ごろのうさをすっきりと
○鬼やらひ明日から春と希望わく   ゆり

 朝日射し赤き芽照らす庭の薔薇
 南より始まって来し梅便り
 仕事場に水仙の花匂ひ来る   恵子

 春菊の香りひき立つ鍋の湯気   義行

 一口の煮凝もらひ笑顔出て
 宝恵籠の列に時間をうばはれて   良子

○早春や土に秘めたるリズムあり
 母君の着物の似合ふ春の人
 いつからか食べきれぬ数年の豆   葉子

◎柊を挿す戸をそっと開けて入る
 数へるも億劫になる年の豆
 父の背を追ひかけ追ひかけ豆を撒く
 水仙郷冷たき風に吹かれつつ   愛子


→過去の俳句会報告 第一回~第十回
   →戻る